年齢とともにポツポツとふえてくるシミを何とかしたい!と思っている管理人タノスケです。
本ブログのメインテーマの一つに「男の美容」がありますので、シミ改善の情報・知識についてもどんどん発信していきますね!
そこでまず、シミといえばハイドロキノン抜きに語れません。
ハイドロキノン、このやたらケミカルな名前の成分について、効果のメカニズムや出るまでに必要な期間などについていろいろと調べてみました。
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ハイドロキノンのシミへの効果に迫る
シミ改善・予防の成分はいろいろありますが、ぶっちゃけるとハイドロキノンはシミ消しのリーサルウェポン的存在です。
もちろんその効果は認められており、作用そのものも強力。特にできてしまったシミには大きな力に。
男なら黙ってハイドロキノンという感じです。
シミ=メラニン色素の生成を断つ
ハイドロキノンのすごさはこの働きにすべて集約されます。
男性でもメラニン色素、という名前は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
このメラニン色素は肌の奥にあるメラノサイトで作られますが、その際にチロシナーゼという物質が必要になります。
ハイドロキノンはこのチロシナーゼの働きを阻害するので、その結果メラニンが増えずシミの発生を抑えます。
さらにすごいのは、すでにあるシミを改善するチカラ。
シミそのものであるメラニンの集合体をハイドロキノンは分解する働きがあるので、できてしまったシミにも効果を発揮してくれます。
シミを阻害するパワーは最大100倍!
シミを改善してくれる成分は、何もハイドロキノンだけではありません。
ビタミンC誘導体、アルブチン、エラグ酸といった成分も、シミができるのを防ぐ働きがあり、あの厚生労働省から医薬部外品として認可もされています。
ただし、効き目の強さではハイドロキノンの足元にも及びません。
たとえば、ハイドロキノン誘導体と呼ばれ、性質の似ているアルブチンですが、美白する効果でいえばハイドロキノンはアルブチンの100倍のパワーがあります。
ハイドロキノンが効果的なシミはこの4つ
ひと口にシミといっても、その発生原因のや症状の違いからさまざまな種類があります。
ハイドロキノンの効果がいくら強いといっても、すべてのシミに効果があるわけではありません。
肌のより深い部分の真皮で起きる、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と呼ばれる症状がありますが、この手のシミにはハイドロキノンは効果がありません。
ハイドロキノンはおもに以下の4つのシミに対して有効です。
・雀卵斑(じゃくらんはん)
・炎症後色素沈着
・老人性色素斑
肝斑(かんぱん)
肝斑は主な原因が紫外線などの外的要因ではなく、ホルモンバランスや体質など身体の内的要因からできるのが他のシミと違うところ。
女性ホルモンが大きく関わっていますが、男性にできることもあります。
シミが頬に左右対称に広がるのが肝斑の特徴ですが、ハイドロキノンは有効にはたらきます。
ただし、原因が身体の中にあるぶん治りにくく再発しやすいのが厄介なところ。
紫外線によるシミならUVケアで対策できますが、肝斑は身体の中からくるシミだけに、治療後の状態を保つのが難しいといえます。
雀卵斑(じゃくらんはん)
雀卵斑は「そばかす」といったほうがわかりやすいですね。
キャンディキャンディやジュディマリの歌に出てくるように、若い女の子がかかることがおおい雀卵斑も、数あるシミのひとつです。
そばかすは肌の色素が薄いブロンドの白人や北欧の人に多く、日本人でも色白の人がかかりやすくなります。
治療は美容皮膚科でのレーザー治療が有効ですが、ハイドロキノンもそばかすの色を薄くしたり、消すことが可能です。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着とは、文字通り皮膚が炎症を起こした後に残るシミのことです。
これ、私はアトピー持ちなので身体のあちこちにあります。
同じところを何度も掻きこわしたりしていると、傷がふさがって赤みが消えた後に、そこが黒ずんでしまうんですね。
一度できるとなかなか消えません。アトピーの他にはニキビ跡もこれに当たります。
黒い部分は大量につくられたメラニン色素のため、紫外線などによるシミと同じく、ハイドロキノンによる治療は有効です。
とはいっても、完全に消すのは長い期間が必要ですし、あまりに重症な患部はもとに戻すのは難しいでしょう。
老人性色素斑(日光黒子)
いわゆる私みたいな年代(40代)以降のシミといえばこれ。
日々、浴び続けた紫外線のダメージが蓄積し、しみとなって現れたものです。老人性なんて名前もそうですが、このシミができると加齢を実感して鬱になります。
日焼け対策に無頓着な男性ほど、老人性色素斑はかかりやすいともいえますし、顔だけでなく手や腕、足などにできることも。
ある時ふと鏡などで「あれ、こんな所にシミ?」と発見するのもたいてい老人性色素斑です。
シミとしてはとても一般的なもので、ハイドロキノンはもちろん、その他美白成分などさまざまな改善法があります。
効果が強いぶん気になるのは副作用
めっちゃ効くけど身体(肌)にやさしい、というのはなかなか難しいのが事実。
ハイドロキノンも例外ではなく、いくつかの副作用があります。以下に代表的なものを挙げてみました。
肌にしみる
ハイドロキノンは肌にしみることがよくあります。よくいわれるのがヒリヒリ、ピリピリという感覚ですね。
これはハイドロキノンを含むクリームや美容液など化粧品の種類によっても異なります(ビーグレンのように刺激が少ないものも)。
ハイドロキノンは分子の構造的にとても不安定で、酸化してベンゾキノンという成分をつくりますが、これが強い刺激のもとになります。
肌が赤くなる
これも前述のしみる副作用とつながりますが、つけた部分の肌が赤みを帯びることがよくあります。
赤いというのは炎症を起こしているわけで、ある意味ハイドロキノンが正しく機能している証拠なのですが、やはり不快なもの。
本当に大切なのはハイドロキノン終了後
ハイドロキノンはメラニンの生成を阻害してシミを改善・予防してくれますが、使っている間しか効果はでません。
つまりハイドロキノンでシミが消えても、使うのを止めてしまってその後に紫外線などのダメージがたまったら、またシミができてしまいます。
ですので、日焼けをしない、日焼け止めを塗る、ていねいなスキンケアをする、など毎日の対策が重要になります。
ハイドロキノンのシミ改善効果が出るまでの期間は
3日くらい塗ってたらパパっとシミが消えた、なんて感じなら最高なんですが、現実はなかなかそうはいきません。
しみの漂白剤、消しゴムなんていわれたりするハイドロキノンでも、効果を実感するにはけっこうな期間がかかります。
その理由は人間の肌の構造にもあります。
キーワードはターンオーバー。肌の中に溜まったシミの元を消すには、肌のサイクルに沿って排出するしかありません。
時間がかかる理由は肌のターンオーバーにあり
私たち人間の身体はすべて、細胞から成り立っていますよね。
もちろん肌をつくっているのも細胞なんですが、これは寿命があり、数え切れないほどの細胞が生まれては死ぬサイクルを常に続けています。
このサイクルをターンオーバーといいます。
ターンオーバーのイメージ
基底層で作られた肌の細胞は成長するにしたがって有棘層、顆粒層、角質層とだんだん上がっていき、最後は古い角質として剥がれおちます。
つまり、シミを消すにはターンオーバーでシミのある部分の細胞を表面に上げて最後に排出させる必要があるんですね。
ただやっかいなことに、このターンオーバーは年齢とともに遅くなります。
傷の治りが遅い、治っても跡が残る・・・
これ、最近私がよく実感するんですが、要は加齢でターンオーバーが遅くなり、なかなか肌が新しい細胞に切り替わらないからなんですね。
個人差や肌の状態でも変わりますが、以下は年齢ごとのターンオーバーの日数です。
年齢ごとのターンオーバーの日数
年齢 | 日数 |
---|---|
10代 | 約20日 |
20代 | 約28日 |
30代 | 約40日 |
40代 | 約55日 |
50代 | 約75日 |
60代 | 約90日 |
中年以降になるとゆうに数十日の周期になるので、シミを改善するにも焦らず気長に取り組むことが大切です。
記事のまとめ
メラニン生成の元を断つハイドロキノンはシミに大きな効果あり。
ただし、肌にしみたり赤くなったりと副作用が多いのは気になるところ。
肌はターンオーバーの周期に沿って生まれ変わるので、たとえハイドロキノンを使っても改善には期間が必要になります。
特に、年齢が高くなるほどターンオーバーは遅くなります。つまり肌がなかなか新しく生まれ変わらないということ。
まさに美肌は一日にしてならず。焦らずコツコツ取り組むことが大切です。
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