メンソレータムADは効果あり!乾燥肌のかゆみコントロールに大いに役立つアイテム

メンソレータムADクリームの本体

こんにちは!タノスケログ管理人のタノスケです。

乾燥する季節が近づいてくると、だんだん身体がかゆくなってくるんですよね・・・。といいながら私はアトピー持ちで肌が万年乾燥状態なワケですが。

炎症や赤みが強い場合はステロイドやプロトピックの軟膏を塗り、収まってきたらこのメンソレータムADでコントロールするのがいつもの流れです。

かゆみを止める成分が入っているのである程度は効果がありますし、クリーム状で塗り拡げやすいので身体のどこでも使えてなかなか重宝しています。

メンソレータムADクリームの開封・使用レビュー

メンソレータムADクリームの外箱

ロート製薬から発売されているメンソレータムADクリーム。もともとはメンソレータムAD軟膏という名前だったのですが、途中で軟膏と呼ばなくなりました。

今は関根勤さんがイメージキャラを努めています。丸くて大きなジャータイプの容器で、大きさは90gと145gの2種類があります。写真は145gのほうですね。

メンソレータムADクリームの本体

こんな感じで白い容器に入っており、薬のような雰囲気。ちなみにメンソレータムと名前がついていますが、鼻がスースーするメントールの香りはまったくありません。

メンソレータムADクリームの本体裏側

裏側には有効成分の表記が。この中でかゆみに対して直接働くのはクロタミトン、リドカイン、ジフェンヒドラミンの3つです。

メンソレータムADクリームの取扱説明書

それぞれどんな成分なのか解説しますと・・・

かゆみ止め成分「クロタミトン」

クロタミトンは1948年にスペインで使われ始めた鎮痒剤(かゆみ止め)で、あのオイラックスにも配合されているスタンダードな成分です。

肌に塗るとやや温感をともなう刺激(ほんのり温かくなる感覚)があり、この刺激感が痒みを抑えるのに有効に働きます。

局所麻酔剤「リドカイン」

リドカインは局所麻酔薬とよばれる成分で、同じような働きを持つ成分の中では世界で最も一般的に使われているものです。

こちらもクロタミトンと同じく、発売は1948年と長い歴史があります。メンソレータムADのような外用剤だけでなく、点鼻薬などにも使われます。

抗ヒスタミン剤「ジフェンヒドラミン」

ジフェンヒドラミンはいわゆる抗ヒスタミン剤とよばれる成分で、かゆみの原因になるヒスタミンの分泌を抑える働きがあります。

副作用として眠気があるので、この働きを利用してドリエルなどの睡眠改善薬やトラベルミンなど酔い止め薬などにも使われています。

メンソレータムADにはステロイドは入っていない

あと、けっこう誤解されている方もいますが、メンソレータムADにはステロイド(副腎皮質ホルモン)は一切入っていません。

ですので、皮膚が赤くなる(酒さ様皮膚炎)や薄くなったりといったステロイド特有の副作用の心配はありません。(※)といっても、ステロイドでもよほど強いランクのものを長期間連用しない限り、それほど心配する必要はありませんが。

私も何だかんだ、マイザー軟膏(ベリーストロング級)を15年ほど使っていますが、今の所副作用らしい副作用は起きていません。

メンソレータムADクリームを開封した所

フタを開けると、容器の色と遜色ない純白のクリームが詰まっていました。

メンソレータムADクリームの質感

拡大。クリームですがトロトロという程でもありません。このように形が崩れず残るくらいなので、クリームとしてはやや固めともいえます。

メンソレータムADクリームを手にとった所

手にとってみました。ニオイはちょっと独特というか、極端にいえばちょっと木工用ボンドのような香りがします。

かゆい所に塗るとスーッと数秒で治まる時もあれば、いまいち効果を感じない時もあります。あと、傷の所に塗るとその部分がジワーッと火照るような感覚があります。

この感覚があるのが理由ですが、例えば目の周りとか首、額など、皮膚が薄くて敏感なところにはあまり塗らない方がいいと思います。

人によってはその刺激感がかえって痒みを強くしてしまう可能性があるので。

かゆみって本当に不思議な感覚で、同じ部位で見た目は変わっていないのに、妙にムズムズが酷い日やそうでない日があったりするんですよね。

それは肌の乾燥とか刺激とかの外部要因だけでなく、食事の内容や睡眠時間なども影響してるからだとは思うのですが。

なのでメンソレータムADを使えばいつでも痒みが鎮まる、とまでは言えないですが、場合によっては一定の効果があるな、というのが個人的な印象です。

あと、使うタイミングは寝る前がベストだと思います。独特のニオイがあるのと、寝てる時は布団で熱が籠もったり、衣服との摩擦でかゆみが起きやすいのが理由です。

さらに、根本的なことをいえば、かゆみを対処療法的に対策せず肌そのもののバリアを強くしていくことも大切です。

そのために必要なものの一つがセラミド。以下の記事ではセラミドがなぜ肌に大切なのかを書いていますのでこちらもご確認ください↓

男の乾燥肌の解説イメージ

男の乾燥肌はセラミドのケアが最適!乾燥した肌は「中から潤す」のが正しいやり方

メンソレータムADシリーズは他にも

メンソレータムAD乳液

メンソレータムAD乳液

メンソレータムADと同じ3つの有効成分(クロタミトン、リドカイン、ジフェンヒドラミン)を含みながら、角質を柔らかくする保湿成分「尿素」を10%配合したメンソレータムAD乳液。

乳液タイプなのでより伸ばしやすく、背中や脇腹、太ももなど広範囲にも使いやすいのがメリット。ただし尿素は傷などにはピリピリと刺激を感じやすいので注意が必要です。

メンソレータムADスプレー

メンソレータムADスプレー

これは珍しいスプレータイプのかゆみ止め剤です。かゆい部分にシューッと吹きかけるだけなので、背中などにも使いやすいですね。

メンソレータムADはけっこうベタつくんですが、このスプレータイプなら手もベタベタしなさそう。スプレーと言ってもそれほど冷たくないので、冬でも安心して使えそうです。

メンソレータムADボタニカル

メンソレータムADボタニカル

メンソレータムAD+ボタニカル成分が特長の商品。ラベンダー油、ユーカリ油、アルモンド脂とリラックス効果のある成分を配合。

実際、ストレスを感じた時かゆみが起きたりするので、ヒーリング効果は決して馬鹿にはできないと思います。もちろん3つのかゆみ止め成分もしっかり配合しています。

メンソレータムADボタニカル乳液

メンソレータムADボタニカル乳液

ボタニカル成分が特長のAD乳液は、成分としてクロタミトンの代わりに皮膚修復成分のアラントインを配合。ワセリン配合の基材と相まって乾燥をすばやくケアします。

香料や尿素、アルコール、防腐剤などをいっさい含まないやさしさで、お風呂上がりのボディケアにもぴったりの商品です。

記事のまとめ

肌の乾燥によるかゆみを3つの有効成分で鎮めてくれるメンソレータムADクリーム。アトピー持ちも私も普段の肌コントロールに重宝しています。

特にかゆみの起きやすい就寝時対策として、寝る前にしっかり塗るのがおすすめ。

メンソレータムADシリーズはクリームの他にも乳液やスプレー、リラックス効果のある天然油脂を配合したボタニカルなど、いろいろな商品が充実しています。

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