庶民の味方YAMAZENの家電!愛用のスチーム式加湿器KS-G25は冬はあったか蒸気で快適【レビュー】

YAMAZENのスチーム式加湿器

こんにちは!2018年はいきなりインフルエンザ(B型)で幕を開けたタノです。。

もともとアレルギー体質で喉や鼻の粘膜が弱く、冬の乾燥と冷たい空気を吸い込むことで毎年のように体調を崩しています。

そこで何か対策しようとまず考えたのが室内の乾燥対策。湿度を上げるなら加湿器が必要、ということで購入したのがYAMAZENの加湿器。

KS-G25というスチーム式のモデルになります。

これが値段も安くて使いやすく、加湿力もなかなかパワフルとかなりいい感じだったのでレビューしたいと思います!

YAMAZENのスチーム式加湿器KS-G25

YAMAZENのスチーム式加湿器

正面から見た所です。サイズは幅260×奥行150×高さ260mmとけっこうコンパクト。重さも約1.8kgと両手で軽々と持てる軽さです。特に取っ手とかはないので抱える感じですね。

ややベージュっぽい白を基調にしたシンプルなデザインは、これぞYAMAZEN、という感じで私的には好印象(かわいさ、スタイリッシュさを求める方には合いません)。

木造住宅で6畳まで、プレハブ洋室で9畳までの部屋に対応しています。

YAMAZENのスチーム式加湿器

横から見たところ。一切の装飾などなくすっきりしています。

YAMAZENのスチーム式加湿器

電源コードは抜きさすことはできません。コードは長さ1.5mあるので、部屋の隅にあるコンセントからでも置き場所の自由度は結構あります。

YAMAZENのスチーム式加湿器

本体、フタ、水を入れるタンク、吹き出し口へ続くパーツ。どれも簡単にはずすことができるので、メンテナンスもやりやすいです。

加湿器は水を使いますが、定期的なメンテナンスが大切です。超音波式や気化式などの加湿器では長期間メンテせず不潔にしていると、レジオネラ菌という恐ろしい細菌が繁殖する可能性もあります。

スチーム式は高温による殺菌効果があるのでレジオネラ菌の心配は少ないですが、とはいえ汚れた水の蒸気はやはり吸わないほうがいいので、定期的にタンクや本体はキレイにしておきましょう。

YAMAZENのスチーム式加湿器

タンク容量は約2.5Lで、約7時間の加湿ができます。

YAMAZENのスチーム式加湿器

本体にあるスイッチはたった一つ。電源オンすると右側の「運転」ランプが緑色に光ります。

YAMAZENのスチーム式加湿器

タンクの水が完全になくなると左側の「給水」ランプが赤色に光ります。

1時間も加湿すれば十分快適な湿度に

加湿前と後の比較

6畳ほどの部屋で実際に試してみました。1時間近くの運転で湿度が42%から58%に、温度が12℃から15℃に変化しました。

スペック通りのパワフルな加湿力です。湿度が50%を超えるとインフルエンザウイルス等の活動が弱くなるので、この辺りの湿度をキープしたいところです。

さらに、エアコンなどいっさい使っていないのに、室温が3℃も上がっているのに驚き。水分をたっぷり含んだほんのり温かい空気に包まれるのが実感できます。やはりスチーム式加湿器は冬にぴったりだと思いました。

KS-G25の基本スペック

部屋の広さ ■プレハブ洋室:~9畳
■木造和室:~6畳
加湿方式 スチーム式
加湿能力 360mL/h
タンク容量 約2.5L
連続加湿時間 約7時間
消費電力 270W
電気代目安 約5.9円
本体寸法 幅260×奥行150×高さ260mm
質量 1.8kg
電源コード長さ 約1.5m
価格 3,980円

KS-G25の気になった所

KS-G25を使ってて気になったところ、デメリットなどをまとめました。

タンク交換時に水がこぼれる

KS-G25の水が溢れているところ

タンクの水を交換する時に上フタを開けるのですが、水滴が(というか水のかたまり)がたくさん付いていてこぼれてしまいます。

スチームされた水蒸気が本体内で冷えて水滴になるんですね。

まあ水なので別に汚れたりはしないのですが、やはり気分的に萎えます。特に冬に冷たい水は気持ちのいいものではありません。

電気代が高い

これはKS-G25だけの話ではないのですが、スチーム式加湿器は他のものに比べて電気代が高くなります。およそ1時間あたり7.3円になります。

仕組み上水を加熱する必要があるので大きなエネルギーが必要になるんですね。タイプごとの平均的な電気代は以下のような感じです。

タイプ 電気代(1時間あたり)
スチーム式 7.3円
ハイブリッド式 ヒーターON時 約1.9円、ヒーターOFF時 約0.8円
超音波式 約0.7円
気化式 約0.3円

加湿器がもたらすいい効果とは

ヘアケアする女性

加湿器によって空気中の湿度が上がると、どんないいことがあるのかまとめました。

のどを潤いウイルス繁殖を防ぐ

やっぱり何といっても加湿器ですからまずこれですよね。

加湿器から放たれる水蒸気によって室内の湿度があがり、たっぷり水分を含んだ空気を吸い込むことで喉や鼻の粘膜が乾燥するのを防いでくれます。

インフルエンザなどのウイルスは乾燥した空気を好みます。空気に水分が少ないと、咳やくしゃみの飛沫が遠くまで飛び、同時にウイルスも拡散されやすくなるからです。

1961年にG・J・ハーパーという研究者が発表した論文によると「インフルエンザウイルスは温度20度以上、湿度50~60%で空気中での感染力が下がる」とあります。

肌の乾燥を防ぐ

加湿器の効果で見逃せないのが、肌の乾燥も防いでくれるということ。

私は男性ですが、乾燥肌は特に女性の方に多い悩みですよね。冬になると肌が粉を吹いたようになったり、ガサガサ、ゴワゴワしてくるなど不快極まりないもの。

乾燥肌を放置していると、やがて肌がかゆくなったり赤くなったりして炎症を起こし、やがて色素沈着の原因になったりして本当にやっかいです。

加湿器によって空気中の水分が増えれば、当然ながら肌表面にも水分がくっつくので、乾燥肌を和らげることができます。ただ、肌は水分と油分のバランスが大切なので、加湿器だけでなく保湿クリームなどで皮脂のバランスを整えてあげることが大切です。

静電気の「バチッ!」を軽減する

これ、私は毎年冬になるとビビってます・・・。

クルマのドアノブ、パソコンなどの電子機器、金属製の棚など、金属が露出したところに触れると「バチッ!」と激しい静電気が走るんですね。

空気中に水分が多いと静電気が空気中に逃げていきますが、乾燥すると行き場を失い身体に溜まりやすくなるんですね。

すると導電性の物に触れた瞬間、静電気が流れてあの嫌なバチバチッが起きてしまいます。ですので加湿器で湿度をあげることは静電気対策に有効です。

加湿器は大きく分けて4つのタイプがあります

ひと口に加湿器と言っても、大きく分けて「スチーム式」「超音波式」「気化式」「ハイブリッド式」4つのタイプがあります。それぞれの特徴をまとめました。

スチーム式加湿器

今回私が購入した加湿器もこのスチームタイプになります。スチームという名前の通り、水を加熱して水蒸気にし、それを放出して加湿するという仕組みです。

要は電気ポットの注ぎ口を吹き出し口にしたもの、もっと原始的にいえばお鍋に水を入れてコンロで沸騰させたもの、と大差ありません。

スチーム式は加熱された水蒸気なので、吹き出し口付近ではやけどするほど熱い蒸気が出ます。なので狭い部屋だとそれだけで暖房のようになり、冬はありがたい存在です。

ですが加熱するのに大きなエネルギーが必要なので電力を食います。他のタイプの加湿器に比べて電気代が高くなってしまうのがネックです。

また吹き出し口付近の蒸気は温度が高く危険なので、赤ちゃんや小さな子どもがいる家では避けたほうがいいですね。もし覗き込んだりしたら本当に危ないです。

超音波式加湿器

超音波式加湿器とは、水を超音波で細かく振動させることで霧(ミスト)状にし、それを放出して加湿するというものです。

スチーム式のように加熱する必要がないので、熱い蒸気にうっかり触ってやけどすることもありません。見た目にもくもくと白いミストがでるので、加湿している感がすごいです。

電気代も安く、熱い蒸気も出ないので安全性も高いです。

ただ、冷たい水をそのままミストにするので、汚れて細菌が繁殖しているような水でもそのまま空気中に放出されてしまいます。

こうした不衛生な蒸気を吸い込むことで過敏性肺臓炎というアレルギー性の病気になることもあるので、注意が必要です。

気化式加湿器

気化式加湿器というのは、フィルターに水を染み込ませてそれに風を当てて加湿するというものです。

よくホテルなどに泊まった時、部屋の乾燥を防ぐために濡れタオルをハンガーに掛けたり、お風呂のお湯をはったままにしたりしますよね。

原理的にはそれに近く、風を当てることで空気中へより水分を放出するということですね。

気化式のメリットは、何といっても電気代が安いこと。加熱装置や超音波を出す装置もなく、加湿器の中では最もランニングコストが低くなります。

ただし、これも加熱による殺菌効果が期待できないので、メンテナンスをしっかりして汚れた水でそのまま加湿しないように気をつける必要がありますね。

ハイブリッド加湿器

ハイブリッド加湿器というのは、簡単にいえば気化式加湿器にヒーターをプラスしたものです。

ヒーターによって暖かい風を濡れたフィルターに当てることで、よりスピーディにかつ効果的に加湿できるのが特長です。

ただし、ヒーターを使う分単純な気化式に比べて電気代が高くなります。また構造が少し複雑になるぶん、商品の値段も比較的高くなります。

KS-G25は冬の室内の加湿に最適

今回、このKS-G25を使っていちばんよかったのは、加湿器なのにほんのり部屋が暖かくなることです。

冬はスチーム式加湿器がいいな、と実感しました。

同時にエアコンを使っていますが、加湿器を導入する前に比べて設定温度や風量を一段階下げてもいい感じです。

ただ、他の加湿器より電気代が高くついてしまうこと、温かい蒸気なので夏は使いづらい(そもそも夏に加湿することはあまりないですが)というのはありますね。

あと、個人的にYAMAZENの家電って好きなんですよね。値段が安くてデザインがシンプル、ムダな機能とかついてなくて使いやすいんです。

この加湿器の他にもカーボンヒーターとか持っていますが、3シーズン使って特にトラブルもないですし、暖房力もパワフルで申し分なし。

これからもリーズナブルで使い勝手のいい製品をどんどん出してほしいですね。

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