日焼けすると体がだるいのは疲労物質が原因!解消できる食べ物はこれ!紫外線対策は身体の中から

紫外線の強い夏空

若い時はこんなことはまったくなかったのですが、人間やっぱり年をとるといろいろガタがでてきますね。。。

紫外線の強い時期になるとどうしても日焼けは避けられませんが、最近、紫外線を長時間浴びた後に身体が猛烈なだるさに襲われるのです。

何をするにも身体が重くて、ずっと横になっていたいくらい。

年齢(アラフォー)のせいかと思いネットで調べてたのですが、若い人でも日焼け(紫外線)で同じ症状になる方は結構多いようです。

当たり前のことですが、地球で生きている限り紫外線を完全に避けることはできません。ただ、できるだけ浴びない、浴びても身体への影響を減らす方法を考えてみました。

日焼けで身体がだるくなる2つの原因

日焼けで体がだるくなる(倦怠感)原因は2つあります。

そのカギとなるのが、①ランゲルハンス細胞②活性酸素という物質。

そもそも日焼けは肌(皮膚)で起きるのに、身体のだるさと何の関係があるの?と疑問の方も多いのではないでしょうか。

そのメカニズムについてこれから解説していきますね。

①ランゲルハンス細胞が弱り免疫力が低下

私たち人間の肌は紫外線によって黒くなりますよね。これは肌の中にあるメラノサイトという組織が紫外線に刺激され、メラニンという黒い色素を大量発生させるからです。

そんな肌での変化ですが、実は肌にはランゲルハンス細胞という組織があり、免疫において重要な役割を担っています。

つまり、外部の異物(細菌やウイルス・カビ・放射線・紫外線・温熱や寒冷)から肌を守ってくれる働きがあります。

ところが、紫外線を長時間浴びることでランゲルハンス細胞が弱ってしまうのです。

すると肌は無防備になり、免疫が下がることで有害物質の影響をモロに受けます。これが身体の疲労感・倦怠感となって現れます。

②活性酸素ができ疲労物質が溜まってしまう

テレビの情報番組や雑誌などで「活性酸素」という言葉を知った方も多いのではないでしょうか?

美容・アンチエイジングとも非常に関係の物質がこの活性酸素。いわゆる老化の権化ともいわれる厄介なものです。

活性酸素は人間が呼吸で酸素を取り込んだ時や、空気中の酸素が他の物質と化合することなどで発生し、身体にとっていろいろな害を与えます。

といっても、活性酸素は体内の細菌を取り除いたり、免疫機能で重要な働きをするなど、身体にとって必要なものです。

あくまで問題は過剰に発生した場合ですが、紫外線をたくさん浴びるとまさにこの状態に。体内で過剰に増殖した活性酸素は疲労物質を蓄積させ、身体のだるさの原因になります。

若いときよりも日焼けで疲労を感じるのは、上記2つの要因に対して身体が衰えている(体力や免疫力)ため、より強く紫外線の影響を受けるからなんですね。

日焼け後のだるさを防ぐ食べ物

日焼け後の倦怠感は疲労物質が大きな原因なので、いかに身体を疲れさせないかを意識することが大切です。

そのための有効成分がビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの3つ。よく「ビタミンACE(エース)」と呼ばれる黄金の組み合わせです。

さらにミネラルの亜鉛も疲労回復に有効。

このあたりの成分を多く含む食材をリストアップしました。紫外線が多い時期は、これらの食材を使ったレシピを意識するといいです。

トマト

トマト

疲労回復といえば何といってもトマト。

トマトはβカロテン(体内でビタミンAに変わる)C、Eのいずれも多く含み、まさに日焼け後のケアにうってつけの食材です。

さらに注目すべきはリコピン。抗酸化作用があるので、活性酸素の負のパワーを打ち消すチカラがあります。

他にも生活習慣病の原因となる動脈硬化などの予防効果も期待できます。

βカロテンもリコピンも加熱するほうが吸収が良くなりますが、反対にビタミンcは熱で壊れてしまうので、生と調理したものをバランスよく取ることが大切です。

豚肉

豚肉

栄養豊富なことで知られる豚肉ですが、疲労回復に欠かせないビタミンB1を含んでいるのが大きなポイント。

ビタミンB1は身体に取り込んだ糖質をエネルギーに変えるのに必須で、これがないと炭水化物などを摂っても効率よくエネルギーを得られません。

また、脳のエネルギー源であるブドウ糖も、ビタミンB1がないとうまく分解されないので情緒不安定や記憶力の低下、うつ病などにつながります。

豚肉を積極的に食べることで、心身ともに健康な状態でいられる近道になります。

牡蠣(かき)

牡蠣

海のミルクといわれる牡蠣ですが、疲労回復の観点でいえばやはり亜鉛を多く含むことですね。

亜鉛には抗酸化作用や免疫力向上の働きがあるので、疲労回復にダイレクトにつながります。

また、タンパク質の代謝を促すことで髪や皮膚などの健康にも深く関わっています。亜鉛は体内で合成できないので食事から摂取するしかありません。

トマト中心に疲労回復メニューがいろいろ

トマトと言えばやっぱりカゴメですよね。

以下はカゴメの公式サイト内にあるコンテンツですが、生のトマトから加熱トマトを使ったさまざまなレシピが紹介されています。

→生鮮トマトのおすすめレシピ|カゴメ

豚肉や牡蠣を使ったメニューもありますので、疲労回復ごはんの参考にしてみてください。

そもそも日焼けをしないことが大切

疲労回復は大切ですが、元はといえば日焼けをしないようにすることが最重要です。

しかも日焼け後の疲労感は身体のどこで浴びても起きるため、塗る日焼け止めに加えて中から日焼けを防ぐのが有効です。

塗るタイプはムラができたり、眼球や頭皮などつけるのが困難な部位があるからです。

そこで役立つのが飲むタイプの日焼け止め。

2年ほど前から、身体の中から紫外線のダメージを防ぐ「飲む日焼け止めサプリ」がブームになり、今では資生堂など大手メーカーも商品を発売しています。

飲むだけで紫外線ダメージを防いでくれるので、手軽なのがいいですね。

日焼けを気にする男性

【2019年版】飲む日焼け止めサプリを成分で分類|男の紫外線対策にも手軽で最適!

記事のまとめ

日焼けをした後の身体のだるさは、紫外線による疲労が主な原因です。

皮膚や身体は紫外線の影響で免疫力が下がったり、活性酸素が発生して疲労物質をたくさん発生させてしまいます。

これを防ぐには、疲労回復に役立つ成分を積極的に摂ること。

トマト、豚肉、牡蠣は紫外線ダメージから守る成分をたくさん含んでおり、毎日の食卓にぜひ取り入れたい食品です。

また、紫外線ダメージそのものを減らすために、日焼け止め(塗る・飲む)を忘れずに使っていくことも大切です。

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