男の乾燥肌はセラミドのケアが最適!乾燥した肌は「中から潤す」のが正しいやり方

男の乾燥肌の解説イメージ

たかが乾燥肌、と甘く見るのは禁物です!

カサカサに乾いた肌はつやがなく老けてみられますし、放置するとシワの原因にも。私もアラフォーですが最近目尻とかしわが増えてるんですよね。。。

また、見た目だけでなく乾燥性の皮膚炎や色素沈着など皮膚疾患を起こしたりします。

男の乾燥肌を治すには食事なども大切ですが、まず何といっても肌を直接ケアすることが第一です。そこで覚えておきたいのがセラミドという成分。

肌の潤いを保つのにセラミドは超重要な存在ですが、その仕組みやおすすめのケアのやり方についてわかりやすくまとめました。

男の乾燥肌を潤すセラミドのチカラ

セラミドが含まれるお米

(何で米の写真?というのは後述します)

セラミドって何だよ?という方もいると思いますので、まずは保湿成分セラミドについて解説していきます。

セラミドとは

まず、セラミドは肌の中、ちょうど皮膚の表面に最も近い角質層という部分に存在します。

角質層はたくさんの肌細胞がまるでレンガのように積み重なってできており、セラミドはセメントのように細胞と細胞の隙間を埋める働きがあります。

この特長から細胞間脂質とも呼ばれたりもします。

細胞間脂質はほかにもコレステロールやコレステリルエステル、脂肪酸などが含まれますが、セラミドは細胞間脂質の50%を占める物質です。

人間の体は70%が水分ですが、もちろんこの角質層にも水分があり、肌の潤いを保つのに重要な役割を持っています。

セラミドは肌の中で水分をつなぎとめる

もし、角質層の細胞の間にセラミドがまったくないと、水分はその場所にとどまることができず、肌の表面からどんどん蒸発していきます。

その結果肌は乾燥し、乾燥肌や敏感肌を引き起こします。

また、水分を蓄えてラメラ構造という組織をつくり、外部からの刺激(アレルゲン、大気汚染物質、ハウスダストなど)から肌を守るバリア機能のためにも欠かせない存在です。

加齢などが原因でセラミドは減っていく

程度の差はありますが、人間誰しも年をとってくるとシワができたり、肌にトラブルを抱えることが多くなります。

その原因のすべてではないですが、セラミドは大きく関わっています。もともとセラミドは人間が体内に持っているのですが、加齢によってその量が減っていくのです。

加齢だけでなく、ストレス、喫煙、飲酒、乱れた生活習慣などでもセラミドは減少します。データでは40代は20代の約半分になるという研究結果も。

つまり単純にいえば、アラフォーになると若い時より2倍乾燥肌になりやすくなります。

年代別セラミドの量

年齢 角質層内のセラミド量(20代を100とした場合)
20代 100
30代 65
40代 50
50代 40
60代 35

天然か合成か?セラミドは大きく2つに分けられる

保湿クリームなど化粧品に配合されるセラミドは、まず大きく2つに分類できます。

その基準は「天然のものか、合成されたものか」です。

天然というのは、動物や植物の組織から抽出されたセラミドのことで、合成というのはバイオテクノロジーによって人工的に作り出されたセラミドになります。

また、それぞれのセラミドはさらにいくつかの種類があります。大まかな全体像ですが、分類のイメージは以下のような感じです↓

セラミドの分類図

天然セラミドは2つに分類できる

天然セラミドは、さらに動物由来か植物由来かによって分けられます。

動物由来のセラミド ●馬
●牛(狂牛病(BSE)問題のため現在はなし)
●牛乳
●卵
植物由来のセラミド ●米
●こんにゃく
●トウモロコシ
●小麦
●大豆
●パイナップル

合成セラミドも2つの種類が

合成セラミドは文字通り人工的に作られたセラミドですが、ヒト型セラミドと疑似セラミドに分けられます。

ヒト型セラミド ●セラミドEOP(旧名セラミド1)
●セラミドNG(旧名セラミド2)
●セラミドNP(旧名セラミド3)
●セラミドAG(旧名セラミド5)
●セラミドAP(旧名セラミド6Ⅱ)
疑似セラミド ●ヘキサデシロキシPGヒドロキセチルヘキサデカナミド

ただ、最近は植物由来のヒト型セラミドが開発されたり、上記の分類には当てはまらないなかなかカオスな状況にもなっています。

セラミドはサプリによる乾燥肌の改善も

ダイセルのセラミドサプリ「ピュアセラミド1800」

写真は私がたまに飲んでいるセラミドサプリ「ダイセルピュアセラミド1800」です。

セラミドは化粧品や洗顔料、フェイスマスクなど肌に外から働く商品のほかに、サプリメントで内服できる製品もあります。

外用する商品は肌に塗った部分しか効果はありませんが、サプリメントは身体の中から働きかけるので、部位を選ばず効果を期待できます。

肌が弱い人にとっては、塗ることでの副作用(刺激や赤みなど)を気にしなくていいメリットもあります。

サプリメントのような健康食品は、中には胡散臭い商品もあり、ほんとにこんなもの飲んで効果があるのか?と疑問の方もいると思います。

ところが、セラミドの内服はきちんと効果があることが臨床データによって証明されています。以下は日本製粉株式会社が行ったセラミド内服の研究データです。

植物由来セラミドの皮膚保湿効果と食品機能性

これを見てみると、特に米由来のセラミドが効果が高いようですね。6週間摂取後の多くの人が角質層の水分量が増加し、同時に蒸発量も減っています。

トウモロコシ由来のセラミドより米由来のセラミドを摂った人のほうが結果がいいので、利用する際は何を原料にしたセラミドかをチェックするのは大切ですね。

乾燥肌は脂分のクリームを塗ればOK、ではない

肌が乾燥しているのだから、いかにも保湿できそうな脂分たっぷりのクリームを塗ればOKでしょ?

というのは半分正解で半分間違いです。

スキンケアでは「油分でフタ」というフレーズがよく使われるように、肌の表面に脂分の多いクリームなどを塗れば、水を通しにくいので蒸発を防ぎ、その結果肌の水分量は減りにくくなります。

これは確かにその通りです。

ただし、角質層のいい状態を作る前に皮膚表面だけを油分で覆っても、乾燥肌の根本的な解決にはなりません。

セラミドを第一に、角質層で水分をしっかりキープできる状態にするのが大前提で、それをせず油分のクリームで表面を覆っても所詮付け焼き刃です。

乾燥肌の改善とは、いかに肌の角質層の水分量をふやして保つかがポイントです。

記事のまとめ

男の乾燥肌、改善するのにぜひ取り入れたいのがセラミド。

肌の角質層で水分をキープするのに重要な役割を持つセラミドは、加齢などで減少することで乾燥肌や敏感肌の原因になります。

セラミド不足の肌のまま、表面にクリームをベタベタ塗っても根本的な解決にはなりません。

セラミドを含んだ保湿クリームやサプリメントで積極的に補うことで、カサカサ・ピリピリ肌の改善につながっていきます。

以下はセラミド配合で保湿力の高い「小林製薬のヒフミド」を実際に購入してレビューしているので、ぜひご覧になってみてください↓

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