覚えている限りでは高校生の頃から飛蚊症の自覚症状があった管理人タノスケです。
飛蚊症について書こうと思った理由は、ここ最近症状が悪化してる感があるからです。視界の端で虫が飛んでる、と視線を動かしたら飛蚊症で見える黒い点だった、というのが最近多い。
で、調べていくと怖い内容があったりしてちょっとビビってます。
とにかく飛蚊症がどういうものかを知ることが最初だと考え、まず、ここでは症状(飛蚊症の見え方)を中心に解説していきます。
ほんと、眼は一生物なので大切にしないとダメですね。。。
写真で解説!飛蚊症の症状や見え方
上の写真は、私管理人タノスケが現在見えている飛蚊症を再現したものです。
今のところ確認できるのは5つ。いずれも半透明の細いパイプ状で、所々まわりより少し黒っぽい部分があります。
中学ぐらいの理科の実験で見た微生物(アオミドロ?)みたいだな、とずっと思っていました。
飛蚊症で調べたら糸くずとか埃のように見えると書いてあるので、それとはちょっと違う感じですね。
これが、視線を上下左右に動かすと円環状のものが平べったくなったり、線上のものが折れ曲がったり、形が変化することがあります。
空や大きな紙、カーテンやスクリーンなど、単色の大きなものを見た時に特に目立つので、その時はかなり鬱陶しいと感じてしまいます。
もう何十年もこんな感じなので慣れましたが、以前は3つくらいだったのがふえてますし、ひとつひとつの中に黒い点がふえたように思えてそれが気になります。
キラキラと光を感じるのは飛蚊症の症状ではない?
暗いところや眼を閉じている時など、目に光が当たらない状況なのにキラキラ・チカチカと光を感じたりすることがあります。
これは光視症といって、飛蚊症とはまた異なる症状です。
眼球の中にある硝子体が視線の移動などで動く時に、くっついている網膜の神経が刺激されるのが主な原因です。
光視症も飛蚊症と同じく、年齢を重ねるごとに症状が出やすくなります。
その理由は硝子体にあります。眼球の中にあるゼリー状の硝子体は、加齢によってだんだんサラサラの水っぽくなり、量が減っていきます。
すると、若い頃は硝子体とぴったりくっついていた網膜が、硝子体が減少することで引っ張られたり剥がれたりします。
この時の刺激が、視界にありもしない光のようになって現れます。
脳や血管の病気・衝撃でも光視症がでることも
よく漫画やアニメなどで、頭をぶつけたらチカチカと星が飛ぶような描写ってありますよね。
あれも実は光視症の症状なんです。
現実でも、どこかで強く頭を打った時に眼の前がチカチカした経験がありませんか?
これもぶつかった時の衝撃が網膜に伝わり、それを光として眼がとらえた時に症状として現れます。
また怖いのが、脳梗塞の前兆として現れる光視症です。これは閃輝暗点(せんきあんてん)といいますが、急に目の前にチカチカと光が見えて、その後視野の一部が黒く見えなくなったりします。
特に中高年になって急に閃輝暗点(せんきあんてん)がよく見えるようになった場合は、一度脳神経外科で診察を受けたほうがいいです。
光視症のほとんどは加齢による生理的な症状ですが、稀に上記のような脳疾患の可能性もあるのが怖いところです。
危険な飛蚊症の症状は急な悪化が特長
視界を邪魔される飛蚊症は鬱陶しいものですが、ほとんどの場合放置しても問題はありません。
ただ中には、最悪の場合失明に至る飛蚊症があります。
それは網膜剥離・網膜裂孔を原因とする飛蚊症のことです。
網膜剥離とは、眼球の内側に張られている網膜が何からの原因で剥がれてしまう病気です。ボクシングや総合格闘技をやっていたり詳しい方は病名をご存知かと思います。
あの辰吉丈一郎選手が罹患したことでも有名ですね。
頭部を殴り合うボクシングは、パンチのダメージが蓄積することで網膜剥離を起こしやすくなります。
その仕組みが似ていることから、人間の目はよくカメラに例えられますが、網膜はカメラで言えばフィルムやCCDに当たります。
つまりレンズから入ってきた光の情報を映像として脳に伝える極めて重要な役割があります。
ここが剥がれたり(剥離)、穴が空いたり(裂孔)すると、光の信号を正しく脳に送れなくなるので、正常に物を見ることができなくなってしまいます。
網膜剥離や裂孔は一刻も早く眼科専門医の診察を受け、手術や適切な治療をしないと取り返しのつかないことになります。
そういえばアトピーの診察でも網膜剥離に気をつけるよう言われた記憶
記事を書いていて思い出したんですが、昔アトピーが悪化して皮膚科へ行った時に、網膜剥離に気をつけたほうがいいと言われたことがありました。
なぜかというと、その頃顔に症状が出ていて、目の周りがめちゃくちゃかゆくてゴシゴシこすりまくってたんです。
医者いわく、その擦ったり掻くことで眼球がダメージを受け、網膜剥離に繋がる可能性がある、と。
今は症状が落ち着いてるので目を擦ることは減りましたが、最近飛蚊症がひどくなったのはダメージの蓄積が原因なのかもしれません。
アトピーと網膜剥離で調べたら公益財団法人 日本眼科医会のサイトに以下のようなページがありました。「アトピー網膜剥離」という症状名もちゃんとあるようです。
長い期間、顔のアトピーに悩まされている方は気をつけたほうがよさそうです。
視界に黒い点・動かない点が見えたら要注意
これは100%そうではないのですが、心配のない飛蚊症と網膜剥離などによる飛蚊症は見え方にちがいがあります。
半透明ややや黒っぽい糸くずやもやのような飛蚊症は生理的現象のことが多く、明らかに黒い点や視界を動かしてもとどまるような点は注意が必要です。
特に、急激に黒い点がふえたり、同時に視力が明らかに下がったりしたら網膜裂孔や剥離が起きている可能性があります。
子供でも飛蚊症になる?大人と症状の違いは
私は高校生の頃にすでに飛蚊症だった記憶がありますが、子供の飛蚊症は珍しいことではないのでしょうか?
私は医者ではないので調べた限りのことしか言えないですが、子供の飛蚊症はほとんどの場合心配することはないようです。
こんな感じで、SNSを見ると若くても飛蚊症になっている人がたくさんいます。
中学の頃はこんなことなかったのにな〜
もう視界がクリアだし、こんなに太陽眩しいって思ったことなかったのに〜
全ては高校のときに…
徐々に悪くなってきたのは知ってたけど、修学旅行の夜更かしはさすがに目に来たらしいwwww
初の飛蚊症は高校生の修学旅行!いい思い出👏笑— ささじま🐌☂️ (@05291410hitomi) 2017年3月20日
ようこそ飛蚊症の世界へ! 僕は高校の頃から飛蚊症です。疲れ気味のときに症状ひどくなる感じ。実害はないけどね。RT @mamazou: 朝になっても症状変わらず。飛蚊症確定かな。しかし、ちょっとつぶやいただけで数人は既にかかっているとは、意外とメジャーな症状なんですね。
— ニシヒロシ (@h24) 2011年4月3日
飛蚊症なんだけど、高校時代一度、空見てなくていきなりこいつらが目の前をざわわわわって気持ち悪いくらい目の前に現れたんだけどそれってなんだったんだろうと今でも謎。。体育で卓球してたんだけど思わず叫んでうずくまった。笑
— さくらげ (@skrg____) 2013年3月8日
飛蚊症って高校の頃から不定期に現れてた気がする。蚊というよりは、顕微鏡で観察した時の動きが活発なミジンコみたいだなと、正式名称知るまでは思ってた。ミジンコピンピン……は流石にネタとして古いか。
— 仮面さん@金曜日ナ47a (@robert2nd) 2012年3月12日
生まれつき硝子体に濁りがある「先天性繊維様混濁」が子供の飛蚊症の原因になるようです。
とはいえ、上述したように飛蚊症で見えるチリや点が急にふえたりした場合は、なるべく早く眼科に行ったほうがいいですね。
ある口コミをきっかけにサプリメントを購入
飛蚊症は持病だし治るようなもんじゃないと思っていたのですが、なんとなく見つけたアマゾンのレビューをきっかけにあるサプリを飲んでいます。
飛蚊症が良くなった・・・マジか?とちょっと衝撃。
さくらの森というメーカーから発売されている「めなり」というサプリメントなんですが、目の健康に有益なビルベリーエキスやルテインという成分が配合されています。
この商品、アマゾンで買うと定価で高いんですが公式ページからだと907円とめっちゃ安く買えます。
そのままだと定期購入になってしまうんですが、購入10日後までならいつでもキャンセルできるので、手応えがなかったら止めたらいいかと軽い気持ちで購入しました。
ルテインは科学的データもあるようなので飛蚊症が少しでもマシになればいいかな・・・と。もし効果があったら記事も書いてみようかなと思っています。
記事のまとめ
年齢とともに症状が出てくることの多い飛蚊症。
多くは心配のないものですが、中には失明につながる網膜剥離や命にかかわる脳疾患の場合もあるので注意が必要です。
特に、飛蚊症が急にふえたり、明らかに黒い点が見えたり、視界が狭くなったりしたら一刻も早く眼科専門医の診察を受けましょう。