パトリック パミールの6ヶ月着用レビュー|サイズ感やマラソンとの履き心地の違いなど

パトリック パミール
死ぬまで履きたいスニーカー

こんにちは、タノスケです。

ここ数年、ランニングシューズ以外は専らパトリックを愛用しています。

中でも気に入っているのがマラソンとこのパミール(PAMIR)。パミールはマラソンよりスマートで合わせやすく、適度なクッションもあってほんとにいいスニーカーです。

デザインも子供っぽくもなく、おっさん臭くもなく、私みたいな40代が履いても似合う(と思ってる)。

去年の11月に写真のブラックモデルを購入してから、履き続けてちょうどいい感じにこなれてきたので、使用レビューをまとめました。

マラソンとの履き心地の違いも比較しています。

パトリック パミールのレビュー

パトリック パミールの側面

まずはパミールのディテールについてレビューしていきます。

パトリックのスニーカーは全般的にそうですが、シルエットはやや細めです。特にパミールは土踏まずのところがキュッとくびれていて、グラマラスな印象さえも。

このパミールはスムースレザーという牛革が使われています。適度に艶があり、高級感があってとても気に入っています。

全面ブラック、主張しすぎない2本ラインなど、いい意味で落ち着いたデザインなので私のようなアラフォー中年でも違和感なく履けると思います。

パトリック パミールを前方から

前方から。形といい黒光りの加減といい、何か砲弾みたいですね。曲線と直線からなる白いステッチがいい感じです。

パトリック パミールの側面

外側のサイド部分。ちらっと中敷きが見えていますが、元から入っているものから「ザムスト フットクラフト」というインソールに変えています。

このインソールはランニングシューズ用なんですが、土踏まずのアーチ部分が固めの素材でできており、体重をしっかりと支えてくれるので足裏が痛くなりません。

パトリック パミールを後方から

この後ろからのアングルも好きなんですよね~

ソール部分のゴムがかなり上までせり上がっている独特のデザインです。

パトリック パミールの革

アッパーのスムースレザーですが、これくらいまで拡大すると細かいシワがあるのがわかります。ちなみにスムースレザーは牛革にワックス仕上げを施したものです。

パトリック パミールのシューレース

シューレースの穴は7つ。靴紐は細めのものが使われています。とても柔らかくて結びやすいです。

パトリック パミールの履き口

履き口部分は白い合皮素材になっています。パトリックの靴はここが弱いらしく、破れてくるものが多いそうです。

先日、履き古して(約1年使用)ソールが磨り減ったマラソンレザーを修理に出したんですが、ここはまだ破れていませんでした。

パトリックマラソンレザーの傷んだソール

【パトリックの修理】マラソンレザーのソールが磨り減ったので正規販売店に張替えを依頼

1年でこの程度なので、2年は余裕で持ちそうに思えます。

パミールやマラソンなど、パトリックのレザースニーカーはメーカーが直接ソール張替えに対応してくれるので、長く履き続けられるのがいいですね。

パトリック パミールのソール

ソール部分を横から。トレッドがある外側のゴム部分と、黒、白の2層になったウレタンで構成されています。

「足が守られてる!」というほどのクッション性はありませんが、ペラペラという訳でもなく、ほどよい厚さだと思います。

パトリック パミールのソールパターン

輪っかのようなパターンが全面に刻まれている靴底。PATRICKのロゴもかわいいですね。

新品時はゴムが硬い感触ですが、履き込んでいくと適度に柔らかくなり、雨で塗れた路面でもキュッとしっかり食い込んでくれます。

パトリック パミールのソール後方

これまた好きなアングル。パミール独特のソールのせり上がり感がたまりません。

私は甲高で靴に負担がかかるからか、ソールのゴムが剥がれることが多いんですが、パトリックの靴でソールが剥がれたことは一回もありません。

パトリック パミールのタン部分

タン部分にはパトリックのヴィンテージタイプのタグがあしらわれています。黒に赤、というのがシャープでカッコいいですね。

パミールの履き心地について

そのスリムな見た目に反して、履いてみると意外とキツくありません。

ネットのいろいろなサイトでも「パトリックは細い」と書かれていることが多いですが、私的にはそこまで細くないのでは?と思います。

なぜなら、私の足は3Eの甲高なので、それで無理なく履けているからです。

甲高の方はわかるかと思いますが、長さ的には履けても親指の根本から甲にかけてキツくて履けない、ことがよくあります(特にNIKE、adidasに多い)。

ただし、選ぶなら普段の靴より5mm~1cmは大き目にしたほうがいいです。

また、スムースレザーが本当にしなやかなので、足を適度な固さで包んでくれるようなフィット感がとても心地良いです。

マラソンはもうちょっとゴテっとしたしっかり感があるので、これはパミール独特の履き心地です。

パミールとアイリスの違いは使っている革

パトリック パミールとパトリック アイリス

パミールと並んでパトリックの定番シリーズに、アイリス(IRIS)があります。

この2つ、実はデザインはまったく同じで、違うのは革の種類のみ。パミールが牛革のスムースレザーなのに対し、アイリスはカンガルーレザーを使っています。

個人的にはパミールの質感が好きですが、アイリスの白もプレーンな雰囲気でいいですね。

マラソンより一段スリムな印象に

パトリック パミールとパトリック マラソン

ここからは、私が持っているマラソンレザーと比較してみます。

パトリックのアイデンティティとも言えるマラソンをベースに、アッパーをオールレザーで固めたのがマラソンレザーですが、ランニングシューズらしい頑丈なつくりです。

全体のシルエットもパミールよりはやや丸みがあり、同じサイズでも大きく見えます。

パトリック パミールとパトリック マラソンのつま先比較

こうして並べてみると、明らかにマラソンのほうがつま先にボリュームがあります。

パトリック マラソンの革

アッパーを拡大すると無数のシワがはっきりと見えます。

マラソンに使われている革は、特殊な薬品でシワ加工したシュリンクレザーといい、通常のスムースレザーよりコシがあり強度も高いのが特徴です。

パトリック パミールの革

パミールのスムースレザーはより牛革本来の風合いがあります。

パトリック パミールとパトリック マラソンのソール比較

パミールとマラソンで大きく違うのはソール。比べるとマラソンの方が底が分厚いです。

厚みの違いは履いて一歩踏み出せばすぐにわかります。マラソンはソールにエアやジェルは入っていませんが、かなりのクッション性があります。

まさに、名前の通りランニングにも使えるシューズです(ただ、アシックス等のシューズに比べると重いですが)。

靴底のパターンもマラソンはギザギザが大きく、すり減るまではかなり高さがあります。

パミールとマラソンは一見デザインが似てますが、パミールはあくまでファッション重視、マラソンはランニングがルーツ、とかなり性格が違うのがわかります。

記事のまとめ

パトリックのマラソンと並んで定番シリーズのパミール。

全体的に絞りが強めのスリムなデザインですが、ワンサイズ大きめなら甲高の私でもキツくなく意外と履きやすいです。

スムーズレザーの質感や各部の作りは、さすがパトリックと言える質感。

スポーツよりのマラソンに比べ、カジュアルにもキレイ目なファッションにも合わせやすいパミールは、とても使い勝手のいいスニーカーです。

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