DiDiがフードデリバリーに参入!スタート時期や報酬、Uber Eats(ウーバーイーツ)との違いなどについて

DiDiとUberの比較
アプリはUberより良さげ

こんにちは、最近はもっぱらUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーと化しているタノスケです。

さて、2019年も終わろうとしていますが大注目のニュースが飛び込んできました。

大都市ではタクシー配車サービスですっかり定着した感のあるDiDi(ディディ)が、Uber Eatsと同じようなフードデリバリーを日本でスタートさせます。

しかもスタート時期は2020年2月(予定)と目前。聞くところによると報酬体系もウーバーよりかなり有利になるとか。

ということで気になって仕方がないので、そもそもDiDiとはどんな会社なのか、気になるサービス内容などわかる範囲でまとめてみました。

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フードデリバリー比較

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DiDiとは元々タクシー配車サービス

DiDiのトップページ

私はこのニュースを見るまで、DiDiのことはよく知りませんでした。

たまに大阪に行った時に駅の広告やタクシーに貼られているステッカーを目にする程度で、何かタクシー関係のサービスなのかなという程度の認識でした。

ですがこのDiDi、調べてみるととんでもない大企業なんですね。

DiDiは正式名が滴滴出行(ディディチューシン)という中国の会社で、タクシー配車やライドシェアを中国の400以上の都市で展開、その企業価値は550億ドルを超えるメガ企業です。2016年にはUberの中国支社(Uberチャイナ)を買収しています。

日本では2018年に大阪でタクシー配車サービスを開始、今では全国21エリアでサービスを提供しています。

DiDiの提供エリア
大阪/京都/滋賀/兵庫/東京/群馬/埼玉/千葉/北海道/青森/秋田/新潟/宮城/静岡/愛知/広島/山口/福岡/長崎/大分/沖縄

中国では高級車を用意し料金が10倍のVIPサービスなどがありますが、日本では既存のタクシー業者にアプリの配車システムのみを取り入れている形になります。

このへんはかつてUBERもライドシェアで日本に乗り込んだもののタクシー業界の反発で実現しなかったのと同じく、なかなか自由に商売ができないのが理由かと思います。

芸能人を使ったCM展開も積極的ですね。

業務内容や企業の規模などから見ても、完全にUberのライバル的な存在で、まさにライドシェア版アメリカ対中国といった様相ですね。

DiDiフードデリバリーの待遇は

気になるサービス内容はまだ明らかになっていませんが、中国では2つの報酬プランを選べるようです。

ひとつは1週間のうちに待機時間が48時間以上なら1万人民元(17万円)の基本収入を得られるというもの。仕組み的には時給制のアルバイトに近いですね。

もう一つは待機時間に制限はなく、好きな時に働けて収入を得られるというもの。こちらは現在のウーバーイーツと同じようなシステムですね。こちらを選ぶと一回あたりの報酬は2倍になります。

ただこれは中国での報酬体系なので、日本での仕組みがどうなるかは気になるところ。

「後出しジャンケン」でUber Eats(ウーバーイーツ)超えか

日本では完全にUber Eatsの後出しになるDiDiだけに、欠点をことごとくカバーしてくる内容になりそうです。

特に気になるのがこの方のツイート。

Uber Eats配達パートナーなら周知のことですが、注文が鳴ってレストランへピックへ行くまでの報酬は距離に関わらず一定なんですよね。

つまりピック先まで遠くなるほど自転車なら体力、バイクならガソリンを無駄に消費することに。

Uber Eatsの労働組合、ウーバーイーツユニオンもこのピック報酬の改善を掲げるほど、多くの配達員にとって共通の不満点ではないでしょうか。

ところがDiDiのフードデリバリーではピックの報酬が距離によって変わることになるとか。

本当ならめちゃくちゃ魅力的ですね。

私は自転車稼働ですし5分超えのようなロングピックはキャンセルしていますが、DiDiの仕組みが本当ならロングもどんどん受けていきたくなります。

他にも未確定ながら、報酬そのものもUber Eats(ウーバーイーツ)より決して劣ったものにしないという情報もあるなど、特にサービス開始直後は配達員確保のため大盤振舞いが期待できるのではないでしょうか。

配達員はかけ持ちで収益アップのチャンスも

配達員にとってはUber Eats(ウーバーイーツ)と掛け持ちできれば理想ですよね。

ただ、両方のアプリを立ち上げて鳴ったほうを受ける、というのはスマホ1台では難しいのではないでしょうか。

単純にスマホ2台持ちするか、もしくは最近新機種がふえつつある大画面の折りたたみ式スマホの選択もいいかもしれないですね。

2画面状態でアプリを立ち上げておけば、どっちからのオーダーも漏れなくキャッチできそうです。

ただ、サービス開始当初はUber EatsのバッグでもDiDiで使ってもいいそうで、そうなると店舗でのオペレーションがややこしくなる気が。。。

フードデリバリー産業は今後の伸びが期待されている

Uber Eatsの配達パートナーも去年より爆増していますが、このフードデリバリー市場は年々拡大しています。

2016年に日本ではじまったUber Eatsも、当初はわずか100店あまりだったのが翌年には1000店以上、そして現在では1万店以上の加盟店と100倍以上に。

さらに今回のDiDi参戦など材料に事欠きません。

外食・中食市場情報サービス「CREST」を展開するエヌピーディー・ジャパンの調査によると、フードデリバリーの市場規模は4,084億円(2018年)となっていて、2015年から3年間で14%以上も成長しています。

また海外でも基本的に規模は大きくなっており、モルガンスタンレー社は「2022年までに、世界のフードデリバリー率は11%まで拡大する」という見解を述べています。

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拡大だけでなく新たな分野との提携も

フードデリバリー本場のアメリカではDoorDash(ドアダッシュ)という企業が大手スーパーマーケットのウォルマートと提携するなどデリバリーの範囲をさらに拡げています。

日本でも将来、もしかしたらイオンとデリバリー企業が手を組むなんてこともあるかもしれません。

特に高齢社会がますます進み買い物難民も増加していくのは確実な状況だけに、デリバリーが現在のような都心部だけでなく郊外、地方にも広がっていく可能性もあるのではないでしょうか。

そうなってくると、届けるものも料理にとどまらず生活全般に広がったりするのでしょうか。

私もUber Eatsの提供エリア外に住んでいるので、もし地元がエリアになったら街まで通わなくて済むしいいなと思います。

記事のまとめ

配達パートナーとしてはやはり気になるのは報酬ですが、今のところDiDiはかなり期待できそうです!

2020年はUber Eatsとのかけ持ちの方が増えるのではないでしょうか。私もまちがいなくそうなると思います。

DiDiの参入で日本のフードデリバリー業界はさらにカオスになりそうですが、競争原理がうまく働いて報酬に跳ね返ってくれるのが一番ですね!

ひとまず盛り上がっている分野なので期待したいところです。

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