こんにちは、タノスケログ管理人のタノスケです。
そろそろ秋の花粉の症状が出始めて憂鬱です。。。毎年この時期は鼻ズビズビ、顔の皮膚や目がかゆい、頭がぼーっとして最悪。
毎年花粉症対策の飲み薬(去年はアレジオン20)を飲んでいますが、けっこう値段が高いんですよねあれ。1ヶ月毎日飲むと5,000円近くかかってしまいます。
ですが、ジェネリックをうまく使えば効果はほぼ同じで圧倒的にコストダウンできるのをご存知ですか?今回は中でも超格安な花粉症対策薬「アレルビ」について解説していきます。
アレルビはアレグラのジェネリックなので効果は同じ
アレルビは皇漢堂製薬株式会社が製造販売する、鼻炎などアレルギー症状向けの飲み薬です。また、テレビCMもやっているポピュラーな抗アレルギー薬「アレグラFX」のジェネリック医薬品です。
アレグラといえば嵐の大野さんが出演するCMシリーズですね。毎年花粉の時期になると放映されまくるのでご存知の方も多いと思います。
アレグラのジェネリックなので、効き目の柱となる成分「フェキソフェナジン塩酸塩」は同じです。配合量も共通の120mgです。
フェキソフェナジン塩酸塩は、アレルギー反応の原因となるヒスタミンの発生を抑えることで、花粉症による鼻や目のアレルギー症状、皮膚のかゆみなどを防いでくれます。
では何が違うのか?というと主成分以外の添加物。アレグラとアレルビでは主成分以外に含まれているものは若干異なります。
アレルビの添加物
アレグラFXの添加物
少し気になるのは特定の添加物が身体に合わない、という可能性があること。(このあたりは個人差があるので、実際に服用してみないとわからない部分ですが・・・。)
理想的なのは、ひとまず両方試してみて合う方を続けていくというやり方だと思います。
アレグラより圧倒的に値段が安い
ジェネリック医薬品最大のメリットは、何といっても価格が安いことです。アレルビもアレグラFXに比べて大幅に低価格です。以下はAmazonでの販売価格の比較です。
アレルビとアレグラFXの価格
製品名 | 内容量 | 値段 |
---|---|---|
アレルビ | 14錠 | 490円 |
28錠 | 674円 | |
56錠 | 999円 | |
アレグラFX | 14錠 | 1,316円 |
28錠 | 1,635円 |
なんとアレルビは同量のアレグラFXの半額以下。およそ1ヶ月分の56錠が1,000円以下で手に入る鬼コストパフォーマンスです。
病院で保険の3割負担で同じような抗アレルギー剤を処方してもらっても、ここまで安くならないです。少しでも安く花粉症対策したいならアレルビは本当に魅力的な医薬品です。
主成分の効果は同じでここまで値段が違うと、ちょっと考えてしまいますよね。
ジェネリック医薬品のおさらい
ジェネリック医薬品とは、新薬(先行薬)と同じ有効成分を使って作られた薬のことです。有効性に影響が出ない範囲で、薬の形状、色、味、添加物などに違いがあります。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に則って成分の種類や量、用法用量は同じにしないといけないので、ジェネリック医薬品は新薬と同じものと考えてOKです。
ジェネリック医薬品は平均的に新薬の2割~5割の価格に設定されているので、とてもお得に購入することができます。
より飲みやすいジェネリック品も
ジェネリック医薬品は味や形状は自由に変えられるので、より飲みやすい小さい錠剤や苦味を抑えるコーティングなど、独自の工夫が加えられている商品もたくさんあります。
効き目は同じで圧倒的に安く、より飲みやすい製品もあるジェネリック医薬品は、はっきりいって使わない理由がないほど魅力的な商品です。
新たに始まったセルフメディケーション税とは
パッケージの右上に印刷されている「セルフメディケーション税控除対象」のロゴ、目に付いた方もいるのではないでしょうか?
このセルフメディケーション税とは新たに始まった制度で、一定の基準を満たすと医薬品の購入費用が確定申告時の税金の控除対象になるものです。所得に対しての控除になるので、結果的に払う所得税が少なくなります。
以下は厚労省ホームページからの引用です。
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)は、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
出展:厚労省ホームページ
アレルビは上記のスイッチOTC医薬品になるので、このセルフメディケーション税控除対象になるんですね。ただし下限と上限があり、1万2,000円~8万8,000円までの購入費用にしか適用されません。しかも従来からある上限10万円の医療費控除と同時には使えません。
1年間で病院はほとんど行かなかったけどスイッチOTC医薬品は数万円は購入した、という方ならこのセルフメディケーション税控除を適用したほうが有利になります。
ただし、引用文にもありましたが健康維持の取り組みを行っている必要があります。これは具体的には健康診断をきちんと受けていることを指します。その証明のために「領収書」や「結果通知表」などの証明書類を確定申告の際に提出・提示しなければいけません。
具体的な手続の方法は厚労省のホームページで解説されています。
【参考】セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
最近は医療用成分を配合したこの手の医薬品がふえているので、よく購入される方はぜひ覚えておきたい制度ですね。
花粉症の対策薬は早めに始めるのが肝心
花粉症対策は、症状が出始めてからやっても手遅れです。
身体が花粉を取り込んでさまざまなアレルギー反応を起こす前に、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を摂取して先手を打っておくことが大切です。
目安は花粉が飛び始める2週間~1ヶ月前。このあたりから毎日薬を飲んでいると、花粉症の発症を遅らせることができ、症状もやわらげることができます。
だいたい2月~3月にスギ花粉、4月~5月にヒノキ花粉がピークを迎えるので、1月あたりから数ヶ月間抗アレルギー剤を服用するのが理想的です。
となると4ヶ月くらいは続けることになるので、お薬代もバカにならないですよね。そこでアレルビなら財布の負担も軽く、効果的な花粉症対策ができますよ。
アレルビの副作用は
比較的おだやかな医薬品とはいえ、やはり気になるのが副作用かと思います。アレルビを飲んで以下のような副作用が出たらただちに服用を中止して医師か薬剤師に相談してください。
症状の出た部位 | 症状の内容 |
---|---|
皮膚 | のど・まぶた・口唇などのはれ、発疹、かゆみ、じんましん、皮膚が赤くなる |
消化器 | 吐き気、嘔吐、腹痛、消化不良 |
精神神経系 | しびれ感、頭痛、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害 |
泌尿器 | 頻尿、排尿困難 |
その他 | 動悸、味覚異常、浮腫、胸痛、呼吸困難、血圧上昇、月経異常 |
また、ケースとしては稀ですが、下記のような重篤な症状が起きる可能性もあります。健康に重大な影響が出る場合もあるので直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名前 | 症状の内容 |
---|---|
アナフィラキシーショック | 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などが現れる |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などが現れる |
無顆粒球症、白血球減少、好中球減少 | 突然の高熱、寒気、のどの痛み等が現れる |
アレルビは1日2回、Amazonが最安値
アレルビはアレグラFXと同じく、1日に2回の服用(1回1錠ずつ)タイプになります。アレジオン20のように1日1回タイプに比べて若干面倒ですが、気になるほどではないでしょう。
小さく薄めの錠剤なので飲みやすいです。私は朝食後と夕食後に飲んでいます。月1,000円ほどで花粉症対策できるのはすごい嬉しいですね。
効き目は個人差はあるとは思いますが、比較的即効性があるので飲んだ直後から鼻詰まりがマシになります。あと本当に眠くならないのも助かります。
シーズンが始まったら品薄になる可能性もあるので、しっかり予防するなら早めに手に入れておきたいですね。
アレルビは店舗版とamazon版でパッケージが違う
実は、アレルビはドラッグストア等で売っているものとアマゾンで売っているものはパッケージのデザインが違います。
実店舗で売られているパッケージのほうが色が濃くてメタリックな部分が多く目立ちます。対してアマゾン版のデザインはかなり簡素で安っぽいです。
やはり店舗はパッケージを手にとって選びますし、パッと見のデザインや雰囲気って大事ですよね。いかにも効きそうなパッケージの商品はつい手にとってしまったりするもの。
もちろん違うのは箱の見た目だけで、中身はまったく同じなのでご安心ください。