こんにちは、タノスケログ管理人ことタノです。
いきなりですが、今年、寒すぎません?
つい先日は東京が雪国に見えるような積雪を記録しましたし、ほんと地球温暖化はどこへ行ったのと思ってしまうほどの寒波。
気温が低くなるほどウイルスは元気になるせいか、インフルエンザも猛威を奮っていますよね。
さて前置きもほどほどに、この記事では「防寒グローブ」ついて書いていきたいと思います。ちょっと近所への移動とかにバイク(ホンダのPCX150)によく乗るので、この時期は暖かいグローブが欠かせないのです。
でも、防寒グローブってバイク屋はもちろんホームセンターとかでも売ってますよね。値段も数百円から1万円くらいする高級品まで幅広いです。
そこで、格安商品と本格的なもので暖かさや使い心地に差はあるのか?というのを検証するために、実際に両方買ってきて比較してみました。
コーナンの598円防寒グローブ
まずはホームセンターコーナンで購入した防寒グローブです。価格は598円。
表面はナイロン素材のような手触りです。見る限りは少しくらいの雨なら撥水してくれそうです。
グローブの生地は分厚く防寒性は高そう。材質は合成繊維で、保温材として3Mが開発したシンサレートという素材を使用しています。
シンサレートは3Mが開発した高断熱素材
シンサレートはアメリカに籍をおく化学繊維・電気素材メーカー「3M」社が開発した高機能中綿素材です。
その特徴は薄いのに暖かいこと。同じ厚さのポリエステル綿と比較して2倍の断熱効果があります。
しかも吸水性がほとんどないので水気や湿気が多いところでも断熱性が損なわれず、塗れてもすぐに乾きます。
こうした特性を活かし、防寒グローブはもちろんウインタースポーツウェアやコートなど、幅広い衣服の素材として利用されています。
手首側から少し裏返したところの写真ですが、内側の繊維状の素材がこのシンサレートだと思います。
マジックテープで手首部分を絞れるようになっているので、脱落防止効果は高そうです。
手首はリブのニットになっています。ウィンター用ですがそれほど長くはないので袖口でもこもこと膨らんだり邪魔になることはなさそうです。
手のひら側。全体に網目状にゴムシートのような滑りにくい素材があしらわれています。
シンサレートのタグ。サイズはLを購入したのですが、手に嵌めてみるとやや大きめに感じました。
バイク屋の5,980円防寒グローブ
一方こちらはバイク屋(2りんかん)で購入したウインターグローブ。価格は5,980円とコーナングローブの10倍。
こちらは本革が使われています。ゴートスキンと呼ばれるヤギの革になります。当然ながら質感のよさは比べるべくもありません。本格的でカッコイイです。
手首は同じくリブのニットですが、こちらのほうがやや長め。
裏返してみました。こちらはシンサレートよりは綿素材的なインナーになっています。しっかりとした厚みと硬さがあり、防寒性は高そうです。
続いて手のひら側です。親指と人差指の間、ちょうどハンドルのグリップを握る部分に革のパーツが二本ステッチで頑丈に縫い付けられています。
ハンドル操作やアクセル調節などで生地に負荷がかかる場所がしっかり補強されているあたり、さすがバイク用グローブという感じです。
リブの中央部分が少し出っ張っていて、左右の手袋を止めるボタンがあります。この出っ張り部分は伸びない革なので、手袋をはめる時にリブが引っ張られて伸びることがありません。
それぞれを装着して寒空の下バイクで走ってみた
コーナンの598円グローブの感想
まずはハンドルが・・・握りにくい!手にした時は素材が分厚く防寒性がよさそうに思いましたが、その厚さゆえハンドルのグリップが握りにくいのです。
指の部分も太く、ウインカーが押しづらいです。あと、握った時に手の甲の方向につっぱられる感触があります。グリップを握る時の形状に最適化されていないのが理由ですね。
走行してみると、この日は気温が低く風もかなり強かったですが、防風性や保温性は十分に合格レベルだと思いました。
ただ、指と指の間の部分の生地が薄いのか、そこだけ段々冷たさを感じるようになりました。数分から数十分くらいなら耐えられますが、気温の低い日に一日中ツーリングといった状況では力不足かと。
バイク屋の5,980円グローブの感想
まず598円グローブとの最大の違いは、グリップを握った時に最もフィットする形になっていることです。
だからコーナングローブで感じた手の甲に引っ張られる感じがありません。
グローブの厚さ自体はこちらのほうが薄いのでグリップの触感も伝わりやすく、しなやかな革のお陰でスイッチ類の操作性も犠牲になりません。
肝心の防寒性についても問題なし、指と指の間が冷たくなることもなく快適です。やっぱりバイク専用品は違うなという満足感がかなりありました。
結論!10倍の値段分の差はあるのか?
これは・・・確かに差はありますが10倍も違う、ということはないですね。
長時間ツーリングに行ったり、極寒の北国を走るとかでなければ、コーナンの安いグローブでも十分に仕事をしてくれます(見た目が安っぽい、ださいなどはありますが)。
高いグローブでも段々汚れてきたり、どこかに引っ掛けて破れたりするかもしれません。安価な商品なら高級品より気軽に買い換えられるのもメリットかと思います。
この記事のまとめ
真冬のバイクに必須といえるのが防寒性の高いグローブ。
安いものならホームセンターで数百円、上はバイク屋で1万円近い商品などかなり価格に開きがあります。
安価なものとそうでないもので実際にそんな差があるのか、実際に両方買ってきて検証しました。
結論としては、極寒の日に長時間バイクに乗るとかでなければ、使い心地は若干劣っても安いグローブで十分では、というものです。