バイクで高速道路が乗り放題！NEXCOで買える「ツーリングプラン」の料金・範囲・期間をわかりやすく解説

高速を使ってバイクで旅でもしようかな・・・と考えている方にはうってつけのプランがNEXCOから登場しました。

ツーリングプランは、最大で2日間（一部の区間は3日間）、高速道路の対象エリア内がバイクで定額走り放題になるプランです。

対象エリア（コース）はNEXCO東日本（首都圏）が4つ、NEXCO中日本（中京圏）が3つ、NEXCO西日本（関西圏、九州圏）が6つの合わせて13種類。

それぞれに料金（定額）が設定されていて、そのお金以外はいっさい費用が発生しません。

高速道路は当然ですが一回でも下りたら、また乗る時にお金がかかりますよね。このツーリングプランだとそれが一切ないので、走れば走るほどお得になりますよ。

→ツーリングプラン公式ページ

【エリア別】ツーリングプランのコース・期間・料金

ツーリングプランは日本の高速道路を運営するNEXCO（東日本、中日本、西日本）が、営業区間の高速道路内で独自のコースを設定しています。

このコース内ならどのインターチェンジやジャンクションで乗り降りしても料金は定額。それぞれのコース名や料金、期間を表にまとめました。

実際にどれくらい安くなるか比較

実際にこのツーリングプランを利用した場合、通常料金と比べてどれくらい安くなるのか比較してみました。

仮に設定したコースは「大阪（吹田）発→姫路城→城崎温泉（宿泊）→竹田城→大阪（吹田）着」という一泊二日城巡りツーリングにします（関東は土地勘がないので関西にしました）。

この場合、NEXCO西日本の「舞鶴若狭道・中国道・山陽道コース」の利用となるので、料金は3,000円でOKです。

これに対し、以下は普通に高速を利用した場合の通行料金です。

ということで、この場合の合計は4,490円になり、ツーリングプランより1,490円も高くなってしまいます。旅先でおいしいご飯を食べてもおつりがくる金額ですよね。

出発地と目的地を直行直帰するような場合は料金は大して変わりませんが、道中ICを下りてあちこち周遊する場合は圧倒的にツーリングプランが割安になります。

ツーリングプラン開催期間

2018年のツーリングプランの開催期間は4月27日（金）～11月30日（金）までです。ほとんどの対象エリアで、最大2日間（一部3日間）定額で高速道路の乗り降りが自由にできます。

条件はETC設置車であること

ツーリングプランの特典を受けるには、バイクにETCを設置しておく必要があります。

バイク用ETC車載器も、以前にくらべだいぶ価格がこなれた商品がふえてきたので、これを機会に設置しておくいいタイミングかもしれません。

ツーリングプランは事前申し込みが必要

ツーリングプランを利用するには、事前に申し込みが必要になります。

これをせずにそのまま高速を走っても適用されないので注意して下さい。申し込みはパソコンやスマートフォンで以下のNEXCO公式サイトにアクセスして行います。

ただし、料金を事前に支払う必要がなく、キャンセルする場合も特に手続きは必要ありません。なので急に仕事が入ったり、大雨などで予定が変わってツーリングに行けなくなっても大丈夫です。

各ツーリングプランの申し込みページ

全国の「ツーリングプラン」対象区間

NEXCO東日本

関越道・上信越道・中央道コース

関越道 高崎IC、上信越道 東部湯の丸IC、中央道 諏訪IC・都留IC、北関東道 前橋南IC、圏央道 坂戸IC・高尾山IC、中部横断道 白根ICをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額乗り放題の対象外になります。

東関東道・館山道・常磐道コース

常磐道 日立南太田IC、北関東道 友部IC、圏央道 つくば中央IC、外環道 草加ICをまたいでエリア外に行った場合、定額乗り放題の対象外になります。

東北道・常磐道・磐越道コース

東北道 福島飯坂IC、常磐道 相馬IC、磐越道 会津若松IC、北関東道 佐野田沼IC、圏央道 白岡菖蒲IC・つくば牛久IC、外環道 川口中央IC・三郷南ICをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額乗り放題の対象外になります。

東北道・常磐道・磐越道コース

東北道 福島飯坂IC、常磐道 相馬IC、磐越道 会津若松IC、北関東道 佐野田沼IC、圏央道 白岡菖蒲IC・つくば牛久IC、外環道 川口中央IC・三郷南ICをまたいで走行した場合、範囲外の区間は定額乗り放題の対象外になります。

NEXCO中日本

中京エリアについては、伊勢道コースが名神高速 京都南IC、草津JCT、東名阪道 名古屋西、名古屋高速 名古屋南JCT、伊勢湾岸道 紀伊長島をまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります（赤で囲った部分）。

東海北陸道・北陸道コースは名神高速 彦根IC、舞鶴若狭道 若狭美浜IC、北陸道 福井北IC、東海北陸道 白川郷IC、東海環状道 美濃加茂IC、名神高速 一宮ICをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります（緑で囲った部分）。

中京圏 東名・中央道コースは、東名阪道 名古屋西IC、名神高速 一宮IC、東海環状道 美濃加茂IC、長野道 岡谷IC、中央道 諏訪IC、東名高速 清水JCT、新東名高速 新清水JCTをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります（青で囲った部分）。

NEXCO西日本

名神・北陸道・京都縦貫道コース

このエリアを選んだ場合、舞鶴若狭道 福知山IC、京都縦貫道 宮津天橋立IC、北陸道 敦賀IC、名神高速 米原JCT、新名神高速 草津田上IC、新名神高速 八幡東IC、名神高速 吹田ICをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります。

舞鶴若狭道・中国道・山陽道コース

中国道 作用IC、山陽道 赤穂IC、播但連絡道 姫路JCT、山陽道 神戸西IC、名神高速 吹田JCT、名神高速 高槻JCT、舞鶴若狭道 春日IC、播但連絡道 和田山JCTをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります。

阪和道コース

名神高速 吹田JCT、京奈和道 木津IC、第二京阪道路 八幡京田辺JCT、新名神高速 城陽JCTをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります。

熊本・佐賀・長崎コース

九州道 古賀IC、大分道 筑後小郡IC、九州道 嘉島JCT、九州道 八代JCT、西九州道 佐世保中央ICをまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外になります。

熊本・大分・福岡コース

東九州道 佐伯IC、九州道 松橋IC、長崎道 鳥栖IC、をまたいでエリア外に行った場合、範囲外の区間は定額の対象外です。

熊本・宮崎・鹿児島コース

九州道 熊本ICをまたいで北上した場合、範囲外の区間は定額の対象外になりますが、それ以外の範囲（九州道、南九州道、東九州道、宮崎道）はすべてエリア内。南九州をお得に回ることができます。