こんにちは、タノスケです。
ちょうど大阪市の某カフェでこの記事を書いている時、地震が起きました。
震度3だったのでそれほど揺れなかったものの、日に日に南海トラフ巨大地震のXデーが近づいている気がして不気味です。。。
情報元のサイト・和歌山と徳島で震度4 専門家「南海トラフ地震近づいている」
居住地的に、本当に起きてしまうと無傷ですまない可能性が高いので、防災関連の商品はつい目が向いてしまいます。
そこで今回、災害時に役立つポータブル電源を購入しました。
Suaoki Portable Power Station S270という商品で、40000mAhを超える容量のバッテリーに150Wの機器まで使えるコンセント、USB端子、LEDライトなどを備えたものです。
どんな商品かをレビューしていますのでぜひご参考ください。
Suaoki Portable Power Station S270の各部レビュー
では開封レビューしていきます。割と薄めのダンボールでできたシンプルなパッケージには本体の線画イラストが。
開封すると分厚いクッション材に守られた本体が。
こんな感じでナイロン袋に包まれていました。中で動かないようぴっちりウレタン材に嵌っていたので安心です。
Portable Power Station S270の内容物
内容物の一覧。Portable Power Station S270本体、充電用のACアダプタ、車のシガーライターアダプタ、ソーラー充電用のDC-M4ソーラー充電ケーブル、車用充電器、ユーザーマニュアルが入っています。
Portable Power Station S270の本体各部
本体は長辺が20cmに満たず、意外にコンパクト。底が深めの弁当箱といった感覚です。
筐体はプラスチックですが、各部品の噛み合わせもしっかりしており、やわな印象はありません。直線基調のデザインでメカメカしく、私はかっこいいと思いました。
suaokiは中国のメーカーですが、失礼ながら中華製の安っぽさは微塵もありません。
正面には充電に使うUSB端子(4つ)が見えます。
反対側。シンメトリーなデザインなので違いはないですが、USB端子の部分が直径5.5mmのDC出力ポート(4つ)になります。
この出力ポートはいわゆる一般的な電源端子なので幅広い機器を充電することができます。
次は側面を見ていきます。アース付きのコンセントと普通のコンセントがあり、最大180Wの機器まで充電可能。それ以上の負荷がかかると自動停止する保護回路がついています。
180Wが限界なので、たとえばドライヤーやヒーターなど消費電力の多い機器は使えません。以下に問題なく使えそうな家電品をまとめました。
家電ごとの一般的な消費電力
機器名 | 消費電力 |
---|---|
ノートパソコン | 50W~120W |
扇風機 | 50W~60W |
電気毛布 | 50W~90W |
電動歯ブラシ(充電時) | 2W |
マッサージ器 | 10W~90W |
電気シェーバー | 10W |
何と言っても普通のコンセントなので、ノートパソコンの充電ができるのがうれしいですね。
反対側は本体充電用の3.5mmDC入力端子とLEDライトがあります。
このLEDライトがかなり明るく、夜間はかなり心強いですね。説明書には「超高輝度LED」としか書いてないのでメーカはわかりませんが、かなり高性能のダイオードが使われています。
上にあるLEDライトスイッチを押すごとに点灯→点滅→消灯を繰り返します。
本体上面にはバッテリー残量を示すランプとバッテリー確認用のボタンがあります。
ランプを点灯させるとこんな感じ。かなり目につく青色のサイバーな光です。この5つ点灯が最も残量が多い状態になります。
底面には仕様の一覧表が。英語表記なので日本語に直したものが以下の表です。
S270のスペック一覧
電池 | リチウムイオン充電池 150Wh Max(11.1V/13500mAh) | |
---|---|---|
入力 | アダプタ | ソーラーパネル |
DC 15V/2A | MPPT 13V-22V?2A(Max) | |
充電時間 | 7~8時間(15V/2Aアダプタ利用の場合) | |
出力 | ACアダプタ | |
USB端子 | 1×USB出力 18W/4-9V(QC3.0) 3×USB出力 5V/2.1A Max |
|
DC端子 | 4×DC出力 9-12V/10A(Max 15A) 120W(Max180W) |
|
照明 | 超高輝度LED2個 | |
充電回数 | 500回 | |
パワーインジケータ | LED照明 | |
動作温度 | -10℃~40℃ | |
寸法 | 184.5mm×109.5mm×118.5mm | |
重量 | 1.3kg |
天面には収納式のハンドルがついており、こんな風に引き出せるので持ち運びしやすく、1.3kgの重さもそれほど感じさせません。
USB端子は4つもあるので一度にたくさんの機器を充電できます。
一番左はUSB標準の5V以上で充電できるクイックチャージ3.0対応なので、よりスピーディーな充電が可能です。(iPhoneやiPadなどQC非対応の機器は通常のUSB充電になります)。
反対側のDC出力ポート。12V、15Aが最大なので180Wまで対応します。
本体のネジは+、-ではない三角のネジ穴。まず分解することはないと思いますが(というか危険なので絶対に止めてください)、以下のような三角ねじ専用ドライバーでないと回せません。
LEDライトの下にあるスリットからは冷却用のファンが見えます。
Suaokiは中国の精密機器メーカー
Suaoki(スアオキ)は聞き慣れない名前のメーカーですが、Amazonではポータブル電源を中心にたくさんの商品が並んでいます。
値段も安く、今回のレビューでもわかりましたが、商品もしっかりとした造りで満足度が高いです。
Suaokiは2015年に中国の深センで誕生した新しい企業ですが、ポータブル電源をはじめ、車のバッテリー上がり時に使うジャンプスターターや家庭用ソーラーパネルなどを製造販売。
他にもキャンプ用品や自転車用アクセサリ、レーザー距離計、電力変換機などのラインナップがあります。
販売網も広く、日本やアメリカ、ドイツなど世界65カ国以上に渡ります。
より高容量なポータブル電源「G500」も
Suaokiにはさらにバッテリー容量の大きいポータブル電源(この大きさでポータブルと呼べるかという感じですが)G500もあります。
重量はなんと6.8kg、容量は500Wh(mAh換算で137700mAh)と、私が買ったS270の3倍。最大300Wh対応のコンセントを2つ備え、パソコンや各種家電をより長時間使えます。
あくまでカタログスペックですが、主要な機器の使用時間は以下の感じです。
機器名 | 使用時間 |
---|---|
ノートパソコン | 45時間 |
冷蔵庫 | 13時間 |
電気敷毛布 | 9時間 |
扇風機 | 15時間 |
プロジェクター | 2.5時間 |
記事のまとめ
南海トラフ地震が気になる今、災害時に役立つポータブル電源が欲しくて購入したのがSuaokiのPortable Power Station S270。
40000mAhを超える大容量の割に軽くてコンパクト、コンセント2つ、USB4つなどたくさんの端子があり、小型の機器充電用として活躍してくれそうです。
Suaokiは中国のメーカーですが、Amazonで見かけることが多く、割安な価格のわりにしっかりした商品で満足度は高いです。