ポケトークを使うにはネット環境が必須ですが、その方法はWiFi(無線LAN)を利用するかSIMカードを使うかの2つがあります。
SIMはポケトーク専用品を本体とセットで買うことができます(私もこれを購入済みです)。
この記事では、ポケトークに専用SIMをセットして使うまでの手順をまとめました。と、いっても特に難しいところはありませんので、あまり構えずに読んでいただければと思います^_^
また、専用品以外のSIMが使えるのかどうかについても解説しています。
ポケトークに専用グローバルSIMを設定する
ポケトーク専用のグローバルSIM。プラスチックのプレートにくっついた状態なので自分で切り離す必要があります。
作業するときは、SIMの金属の端子部分にはできるだけ触れないように注意しましょう。
ポケトークのSIM取り付け部分のサイズはナノSIM(最も小さい)なので、すべてのプレートを切り離してください。器具などを使わなくても指で押せばパチっと外れます。
ポケトークのSIMスロットは裏側にあります。矢印の溝部分に爪を入れて上にあげれてカバーを外してください。
あと、SIMを装着する前に必ず本体の電源を切っておきましょう(裏側にある丸い電源ボタンを2~3秒長押し)。
金属部分にSIMカードを装着します。
写真のように金属部分のフタを上げてください。中にある6本の端子がSIMの磁気読み取りと接触する部分です。
SIMカードの端子部分を下に、斜めの切り欠き部分を左上に合わせて置きます。
上フタを元に戻します。が、このままでは固定できていない状態です。
上フタを矢印の方向に指でスライドさせると、カチッとロックがかかります。これでSIMカードがスロットにきちんと装着された状態になります。
最後にカバーを付ければ完了です。続いて本体の設定になります。
ポケトークの電源を入れ(本体裏側の丸い電源ボタンを長押し)、上方向のキーを2回タップします。
下方向のキーを1回タップし、モバイルデータの項目に合わせてください。
真ん中の○キーを1回タップすると、画面の「モバイルデータ」に黄色いチェックが入ります。
下のキーを1回タップします。
POCKETALK SIMと表示されるので、○キーを1回タップしてください。
デフォルトに設定が選択されている状態になるので、○キーを1回タップ。
POCKETALK SIMの右にボタンが表示されればOKです。
専用グローバルSIM以外のものは使えるのか
ポケトークはSIMロックがかかっているわけではないので、他社のSIMを使うことはできます。
ただし保証対象外になるので、それが原因でなにか不具合やトラブルが起きても自己責任になってしまいます。
また、専用グローバルSIMでは自動的に設定されていたAPN設定を自分でする必要があり面倒です。
金銭的なメリットも皆無
ポケトークの専用グローバルSIMは単体で10,000円、本体とセットなら5,000円で購入できます。
使用期間は2年間なので、セット購入なら月額208円ほどで使えることになります。しかも使い放題(一日に約15時間使い続けるようなデータ量で使用制限がかかりますが、現実的にあり得ない使用量)。
ここまで安く、使い倒せる格安SIMサービスはないので、わざわざ他社のSIMを利用する意味は皆無ですね。
しかも専用SIMを入れておくだけで世界79の国と地域で使える翻訳機になります。
海外用のプリペイドSIMなども販売されていますが、上述した保証がないことと設定の煩わしさを考えればわざわざ使う理由はないといえます。
ポケトークは専用SIMセットを選ぶべき
ということで、よほどの理由がない限りポケトークはSIMのセットで購入したほうがいいです。
「私は日本国内のWiFiがある所でしか使わない」「WiMAXやテザリングで使うから不要」という方でも、SIMをケチるとポケトークの魅力が半減することになります。
専用SIMの使用期間は2年でその後の料金はまだわかりませんが、おそらく現在の価格より高くなることはないでしょう。
日本でも海外でも単体で使えるというのは、何にも代えがたいメリットだと思います。