こんにちは、タノスケログ管理人のタノスケです。
最近家の庭やベランダ、玄関などにハチがよく出没してて困ってました。そこでよく現れる場所を調べてみると蜂の巣を2個発見。
危険なのでコーナンでハチ専用の殺虫剤を買ってきてとりあえず巣ごと駆除したのですが、しばらく経つとどこからかまたやってくる・・・という感じに。
幸いまだ刺されてないですが、ハチの毒は死ぬ危険もありますし(アレルギー体質なのでアナフィラキシーショックが怖い)もっと安全に駆除したいところ。
そこで買ってきたのがこの「ハチ激取れ」です。
ハチをおびき寄せる特殊な液体で本当に激取れになるのか、実際に設置してみました。
フマキラーのハチ激取れはこんな商品
買ってきたハチ激取れ。これ、中に入れる液体を自分で作る(といっても原液と水を混ぜるだけですが)手順があるので、そこも解説していきます。
説明書は入っておらず、作り方や特徴などはすべてパッケージに書いてあります。
ハチが好む果実の匂いを再現した原液。確かに調べると、ハチはイチジクやあんず、すももやプラムなどの果実に寄ってくる習性があります。
ハチ激取れの容器はいったん中に入るともう外に出られない形状をしており、匂いにおびき寄せられたハチが中で出られず、最後は液体で溺れ死ぬ仕組みです。
まさに、ハチにとっては甘い罠。
ちなみに、この原液の成分が知りたかったのでフマキラーに問い合わせましたが、具体的な成分名は教えてくれませんでした(そりゃ企業秘密だから当然ですね)。
ただ、「しいて言えば清涼飲料水の濃縮液のようなもの」という回答がありました。
パッケージにも書いてありますが、殺虫成分などは入ってないようですし、実際に開封時にいちごミルクみたいな匂いがしたので、まさにジュースの原液のようなものですね。
年間のハチの活動時期について書いてありました。これで見るとまさに、働きバチがブンブンと飛び回っている時期ですね。
ハチ激取れは自分で作る必要あり
ハチ激取れの中身。2個セットを購入したのでそれぞれ2回分のパーツがあります。誘引液を入れるカップ、ハチが脱出できなくなる蓋、木にぶら下げるためのカバー、スチール芯の入った吊り下げひも。
では、水を用意して作っていきます。
まずは誘引液からカップにいれます。水を先に入れると混ざりにくくなるので、必ず誘引液から先にいれます。
こんな感じで量はそれほどありませんが、何とも甘い、ちょっと気持ち悪くなりそうな匂いが広がりました。早く水を入れてフタをしたいところ。
カップの内側の線まで水をいれ、漏斗型のフタをガバッとはめ込めばOKです。はめる時に力を入れすぎて液体が溢れないように注意。
軽くカップを傾けて回し、水と誘引液を混ぜ合わせます。フタをしていても真ん中部分は空いているので、振り過ぎるとこぼれてしまいます。
あとは吊り下げ用のカバーを下から通し・・・
上でぐるっと折り曲げてツメをはめ込めば完成!
吊り下げ用の紐を通し、もう片方は木の枝などにくくりつけてぶら下げます。
もう一セットは箱の中へ。夏で約20日~30日、春や秋で約30日~40日効果が持続するので、また一ヶ月後あたりに取り替えます。
ハチ激取れを庭の木に設置
さっそく庭の木に設置してきました。取り付けたら特にすることはないので、これでハチが捕まるかしばらく様子を見ます。
吊るす高さは、地面から1.5m~3mくらいの高さで、なるべく緑(植物)が多く、ハチをよく見かける場所の近くが最適です。
というのも、このハチ激取れは離れた所にいるハチには効果がない(およそ5~6mまで)ので、危険がない程度に近い場所にするのがベスト。
一ヶ月後に回収してみて、本当にハチが取れているかまたレポートしたいと思います!
ハチ激取れを使う時の注意点
ハチの巣近くには設置しない
ハチ激取れは殺虫成分が入っておらず、ハチをすぐに殺したり巣の駆除などはできません。
もし巣の中に大量にハチがいる状態で近くに設置したら、匂いにつられてハチの大群が押し寄せて非常に危険な状況になる可能性があります。
ハチが飛び回っている時はやめる
取り付けたい場所にハチがすでにいる場合も危険なので、ハチがあまり飛ばない朝や夕方以降に取り付けてください。
特に半径5~10m以内に巣がある場合はハイリスク。ハチは女王蜂や幼虫を守ろうとする本能があり、その範囲内でハチを刺激すると刺される危険があります。
取れても生きていたら殺虫剤を
ハチ激取れの液体は毒ではなく、ハチは溺れて死なせるものなので、中に入ったハチがまだ生きている場合もあります。
そんな時は必ず、容器の中にハチ用の殺虫剤をしっかりスプレーしてハチを絶命させましょう。生きたままだと不意にフタから飛び出し刺される危険も。
約1ヶ月後、ハチ激取れを回収に向かう
ハチ激取れを設置してから約1ヶ月。気温もだいぶ下がってきてハチも減ってきたので、そろそろ回収することにしました。
途中、観測史上最大級の台風が襲来したり、何度も大雨に見舞われたりしましたが、木から外れることもなくしっかりぶら下がっていました。
さて肝心のハチは獲れてるのだろうか?恐る恐る木に近づくと・・・
(※)グロいのでモザイクあり。見たい方は画像をクリックしてください。
ん、何か得体の知れない物が容器内に・・・。1ヶ月前はただの液体だったんですが。
勇気を出して近づくと
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
・・・・・・
・・・・
・・
吐きそうになりました。
最初、何かティッシュペーパーをくしゃくしゃにしたものに見えたんですが、蓋は閉まっているしそんなものが入るはずはありません。
うねった感じが鱈の白子や小動物の脳(生で見たことはないですが)にも見えてきます。
まさに、何じゃあこりゃあああという感じです。
かなりグロいですね。
ちょっと冷静に考えてみると、糖分が豊富に含まれた溶液だったので、どこからか運ばれきた胞子が育ったキノコ類なのかもしれません。
そして容器の底には・・・
(※)これも虫が苦手な人は閲覧厳禁
蜂ではなく大量の蟻が。これも甘い匂いにつられて、どこからかやってきたのでしょう。
肝心の蜂は一匹もいませんでした。
この結果だけを見ると、ハチ激取れというよりアリ激取れという感じでした。
今回の結果がたまたまだったのか、ハチ激取れの性能に問題があるのかはわかりません。とりあえず2セットあるので、もう一回設置してみようと思います。