なぜ「ワドルディはかわいそう」と思われるのか、自分なりに分析してみた

ワドルディの特設ページ

任天堂「星のカービィ」シリーズと言えば、いまやマリオやドンキーコングと同じように、任天堂を代表する人気ゲームですよね。

そんな星のカービィに必ず登場する敵キャラとしておなじみなのが、ワドルディです。

そんなワドルディですが、インターネットで「ワドルディ」と検索すると、その後に「かわいそう」という言葉が多く見られます。

どうして敵キャラクターなのにかわいそうなのか、不思議に思ったのでいろいろと調べてみました。この記事では、敵キャラだけどかわいくてどこか憎めない、ワドルディについて掘り下げています。

ワドルディがかわいそうな3つの理由

ワドルディがカービィに吸い込まれている

「かわいそう」なんてわざわざ検索されるくらいだから、きっとなにか理由があるはず。

そう思って調べたら、カービィとの関係やゲームでの立ち位置などいろいろなことが見えてきました。

ひたすら弱い

まず、ワドルディというのはいわゆる雑魚キャラで、初代の「星のカービィ」から最新の「星のカービィ ディスカバリー」までのすべての作品に登場します。

どんなゲームでも、始めたてのステージでは弱い敵キャラが出るものですが、ワドルディは典型的な雑魚敵として登場します。

プレイヤーに対して特に攻撃手段もなく、身体にくっついてるような大きな足をペタペタさせてゆっくりと近づいてきます。

その動きからは敵意は見えず、むしろ遊んでほしくて寄ってくるペット、もしくはただの通行人のノンプレイヤーキャラという感じです。

カービィは掃除機のように敵を吸い込めますが、ワドルディは無抵抗に吸い込まれるだけの運命で、敵としての役割もほとんど果たしていません。

2作目の「星のカービィ 夢の泉の物語」からは、カービィは吸い込んだ敵の能力をコピーしてパワーアップしますが、ワドルディはなんの特技もないため、吸い込んでも意味がなく、まさに正真正銘の雑魚キャラといえます。

この無価値な佇まいが、以下の「ひどい扱い」につながるわけですがw

開発者サイドからの扱いがひどい

ワドルディがかわいそうと思われる大きな理由が、開発者サイドからの扱いです。

上の画像の説明文でも、なんとも酷いいわれようです。いくら敵キャラといえど「なんのために出場しているのかわからない」はさすがに言い過ぎだろ…と思ってしまいますよね。

しかも「気分転換に~」のくだりは、もはやどっちが悪役なのかわかりません。

この画像にとどまらず、ひどい扱いを受けているエピソードは他にも。

開発者インタビューの「宝箱に入れてから沈める」というコメントが、かわいそうを超えてサイコ味すら感じさせます。

国民的雑魚キャラにも認定

アクション、シューティング、RPGとジャンルを問わず、ゲームと切っても切り離せないのが「雑魚キャラ」かと思います。

実は「INSIDE」というゲーム情報のサイトが「代表的な雑魚キャラは誰か?」という独自アンケートを実施、ワドルディは見事(?)3位に輝いています。

INSIDEのアンケート
参照:INSIDE

となると気になるのは、他にどんな雑魚キャラがいるのか、ということだと思うので、アンケートに挙がったキャラクターをまとめました。

他のゲームのワドルディ的ザコキャラ

クリボー(スーパーマリオブラザーズ)

見事一位になったのは、もはや知らない人はいない国民的ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズに登場するクリボーです。

ステージが始まるといきなり、のろのろとプレイヤーに近づいてくる様はワドルディにも通じるものがありますが、こちらは「踏まれてぺしゃんこになる」とより屈辱的なやられ方をします。

クリボーも見た目はかわいいのですが、よく見ると鋭い歯が飛び出してたり、「こち亀」の両津勘吉ばりに太眉だったりと、やっぱりかわいさではワドルディが断然上の感があります。

まあ一応「クッパ軍団の下級兵士」なので、ワドルディほど役立たずだと困るわけですが。。。

スライム(ドラゴンクエスト)

こちらも日本が誇るRPG「ドラゴンクエスト」シリーズに必ず登場する、スライムです。

液体の雫を思わせるフォルムと、どこから愛らしい表情が特徴的なスライムは、キャラクターデザインを手掛けた故・鳥山明氏によるものですが、とにかくかわいいですよね。

どのシリーズでも最初に出てくるスライムは、その戦闘力もまさに最弱レベル。レベル1で初期装備のプレイヤーでも楽勝で勝てるほどの雑魚キャラです。

メットール(ロックマン)

カプコンの大ヒットアクションゲームとして、おなじみの「ロックマン」シリーズに出てくるのがメットールです。

もともと工事作業用のロボットとして作られたのもあり、ヘルメットを被った姿がコミカルでかわいいですね。

2作目から足がついて移動できるようになり、作品ごとにいろいろなタイプが登場しており、まさにロックマンを代表する雑魚キャラになっています。

ワドルディはかわいそうだけどかわいい

可愛すぎて倒せないプレイヤーも

ちょっとSNSを調べてみても、圧倒的弱さのワドルディがかわいすぎて倒せないという人がたくさんいました。

見た目や動きの愛らしさ

星のカービィの登場キャラクター

カービィをはじめ、本作品にでてくるキャラクターは、みんな基本的に「丸い」ですが、ワドルディも例外ではありません。

まるで饅頭みたいにコロコロとまんまるの愛らしい姿に、カービィと同じような縦長のつぶらな瞳、鼻と口が描かれていないのも人畜無害感を絶妙に醸し出しています。

あと「わにゃ」という擬音で表現される独特の鳴き声もたまりません。

ワドルディはその見た目や動き、声などどれをとっても、敵の雰囲気が感じられない愛らしいキャラクターといえます。

ぬいぐるみでかわいさ10倍

ワドルディのぬいぐるみ

こんなにかわいいワドルディだから、ぬいぐるみにしたらかわいくない筈がありません。

タカラトミーやバンダイナムコなど大手玩具メーカーをはじめ、さまざまな企業からワドルディのぬいぐるみは発売されています。

ためしに楽天市場でワドルディのぬいぐるみを検索したら、なんと703件もの商品が見つかりました。主人公のカービィを食う勢いですよね。

大きさもさまざまで、手のひらに収まるコンパクトなものから、縦横が40cmを超えるような大型商品までバリエーション豊かにそろっています。

実際に買うなら、店舗で売られている商品はけっこう高価なので、メルカリやヤフオクなどのフリマサイトで掘り出し物を探す、というのも悪くないかもしれません。

ワドルディのグッズは他にもいろいろ

ぬいぐるみの他にも、ワドルディのグッズはたくさんあります。

任天堂公式サイトの「星のカービィポータル」でも保冷ポーチや靴下、爪切り、タオル枕カバー、フェイスポーチなどが売られていました。

他社生産のライセンス商品でも、クッション、ボールペン、キーホルダー、腕時計、収納バスケット、ハンディモップなど、数え切れないくらいのバリエーションです。

あとこれはグッズと言うより周辺機器ですが、ワドルディのamiboもあり、さすがの完成度ですね。ふつうに定価で買えるのでポチりたくなります。

最新作「星のカービィ ディスカバリー」はついに味方に

星のカービィ ディスカバリー

一応敵キャラ設定であり続けたワドルディですが、任天堂スイッチから発売された最新作「星のカービィ ディスカバリー」では、ついに味方になりました。

それどころか、冒険の拠点となる「ワドルディの町」の名前のとおり、いろいろなワドルディたちが溢れる町が用意されています。

しかもこの町の施設は、カービィがワドルディを助けるたびに増えていく設定になっており、武器屋や道具屋など旅に必要なものに加え、カフェやシアター、釣り堀などバラエティ豊富。

町のいたる所にいるワドルディに話しかけると、入力したエモートアクションに反応してくれるなど、細かい演出もあります。

こんな感じで本作では、完全にワドルディがゲームを彩る重要キャラとして登場しています。これはある意味ワドルディの出世?といえるのでしょうか。

ですが、ここまで違和感なく味方として取り込めるのは、ワドルディの溢れる愛らしさがあってこそ、といえそうです。

カービィカフェでもメインキャラで登場

カービィカフェのトップページ

東京と博多の2箇所しかない、ある意味とても貴重な「カービィカフェ」。

ここは星のカービィの世界観をたっぷりと楽しめるかわいいカフェになっており、実際にいろいろと食事ができます。

ここのメニューがとにかくかわいいの一言。

カービィカフェのメニュー

こんなのや

カービィカフェのメニュー

こんなのなど、まさに食べるのがもったいない手の混みよう!(値段はなかなかのものですが。。。)

そんなカービィカフェですが、ホームページのトップ画面でも一目瞭然、ワドルディはカービィと仲良く並んでいるのです。

メタナイトやデデデ大王、コックカワサキなど、他にも大勢のキャラがいるのにこの扱い、もう完全にダブル主役という感じですよね。

ちなみにカービィカフェの設定では、ワドルディは料理に必要な食材を店舗に運ぶ役割だそうです。

東京と福岡にしかないので行ける人は限られますが、カフェは予約制になっているので、行きたい方はまず公式ページから予約しましょう。

まとめ:なぜ「ワドルディはかわいそう」と思われるのか分析してみた

  1. ワドルディは「星のカービィ」シリーズに登場する敵キャラクターで、インターネット検索で「かわいそう」と頻繁に連携される。
  2. ワドルディは非常に弱い敵で、初代から最新作に至るまでのすべてのカービィゲームに登場している。
  3. 他の敵と違って攻撃手段がほとんどなく、その無抵抗な性質が「かわいそう」と思われる一因。
  4. ワドルディは特技がないため、カービィが吸い込んでも能力をコピーすることができない。
  5. 開発者によるワドルディの描写は辛辣であり、「なんのために出場しているのかわからない」とまで評されている。
  6. ワドルディは、日本のメディアによる独自アンケートで「代表的な雑魚キャラ」として3位にランクされている。
  7. ワドルディの愛らしい見た目と動きは、プレイヤーにとって非常に魅力的で、倒すのがもったいないと感じさせる。
  8. 任天堂スイッチの「星のカービィ ディスカバリー」では、ワドルディは味方として登場し、「ワドルディの町」が冒険の拠点となる。
  9. カービィカフェではワドルディがメインキャラクターとして登場し、カフェの世界観を盛り上げる。
  10. ワドルディ関連のグッズが多岐にわたっており、ぬいぐるみ、キーホルダー、アクセサリーなど様々な商品が販売されている。

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