モバイルバッテリーといえばやっぱり外せないのがANKER。最近はヨドバシカメラでも売ってたりしてすっかりメジャーな存在になりました。
そんなANKERですが、最新の高速充電「USB PD」に対応したAnker PowerCore Speed 20000 PDを購入したのでレビュー記事を書きました。モバイルバッテリーなのにPD対応だからMacbookも充電できるスグレモノ。
USB PDって何?という方は以下の記事も参考にしてみてください。
Anker PowerCore Speed 20000 PDの購入レビュー
PowerCore Speed 20000は横長ですが、外箱もそれに合わせたコンパクトなもの。表面は薄いビニールでパックされています。
開封するとバッテリーが見えますが、これも半透明のビニールに入っています。その下のスペースに充電器やケーブル、説明書などが収まっています。指を入れる隙間もないほどギチギチ。
これがすべての内容物です。バッテリー本体、PD対応の充電器、PD対応USB-Cケーブル、通常のUSBケーブル、キャリングポーチ、説明書が小さな箱に詰められていました。
Anker PowerCore Speed 20000の本体表面。ANKERのロゴは以前はプリント印刷でしたが、最近はエンボス加工で刻まれています。
外側は金属(アルミ)製のためかひんやりと冷たく、プラスチックよりも剛性感があります。ただ、わりとツルツルしているので落とさないよう注意が必要かも。右上にはバッテリー残量を示すランプが4つあります。
20,000mAhクラスとしてはコンパクトな筐体ですが、これ1台でiPhone 8/7を6回以上、MacBook(2017年モデル)を1回以上、iPad Pro 10.5インチを約2回フル充電できます。
裏面には何の装飾も印刷もありません。
側面もボディの継ぎ目以外に何もなし。
もう一方の側面には電源ボタンがあります。
電源ボタン部分。スイッチもカチッとしっかりした感覚があります。
短い方の側面も見てみます。左側に通常のUSB-A端子(大きい方)、右側にPD(パワーデリバリー)対応のUSB-C端子があります。
他の商品ではバッテリー本体の充電用にマイクロUSB端子があるものが多いですが、このAnker PowerCore Speed 20000はUSB-C端子でそれを兼ねるので、合計2つしか端子がありません。
反対側の面には仕様の一覧が印刷されています。
入力 | 5V/3A、 9V/3A、 15V/2A、 20V/1.5A |
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出力 | USB-C(PD)5V/3A、9V/2.6A、15V/1.6A 最大24W USB-A 5V/2A |
Ankerのモバイルバッテリーは側面がかなり丸く(自立しない)特徴的なデザイン。それぞれの角が丸く削り落とされたような立体的なラインをしています。角ばっていないので手にフィットして持ちやすいですね。
上面の充電ランプ部分。ほんとシンプルなデザインです。
電源ボタンを押すとランプが点灯して残量がわかります。購入時でランプが2つ点灯しました。
本体の重さは369.8g。20,000mAhクラスで最軽量を謳っているだけあり、確かに軽いです。あまり重くなるとモバイルではなくなってくるので、これは大きなメリットですね。
付属の充電器です。こちらはプラスチック製でかなり軽いです。高速のPD充電で、バッテリー本体を約4時間でフル充電できます。
コンセント部分。使う時だけ端子を出して普段はコンパクトに収納できます。
端子はUSB-Cの一つのみ。
PD充電対応のUSB-Cケーブル。表面は特に変哲もないビニールで、耐久性はあまりなさそう。PD対応ケーブルは太いものが多いですが、これはかなり細いです。
通常のUSBケーブル。よくある付属品レベルのものですね。
本体を収納するポーチ。これもAnkerのモバイルバッテリーでは定番の黒いメッシュ素材です。
やや弾力性はありますが薄いので、過度な期待はできません。あくまでちょっとした衝撃と傷から保護してくれるレベルのものです。
ポーチを置いていた部分にたくさんの糸くずが・・・。個体差があるのか、別のアンカーの商品についていたケースはそんなこともなかったですが。。。
マニュアルも本当に必要最小限。日本語と外国語が併記されています。
Anker PowerCore Speed 20000 PDの気になったところ
やはり、USB PD対応の割に最大出力が24Wと少ないことですね。ライバルのcheero、RAVPowerの商品は30Wありますし、もっと大きい60Wの商品なども出始めています。
USB PDはノートパソコンの充電で真価を発揮しますが、24Wでは充電ができてもかなりスピードが遅くなります。また、機種によっては最低出力に足りず充電ができない場合も。
また、バッテリー本体を充電するのがUSB-C端子のみなのも気になります。
旅行や出張に持っていく時にUSB-Cケーブルを忘れてしまった場合、たとえばコンビニや100均で通常のUSBケーブルは売ってますがC端子のものはおそらくありません。
やはり他社の商品のように、本体充電用にマイクロUSB端子はあったほうがいいと思います。
本体の表面がわりと滑りやすく、持った時に落としそうになりそうなのも気になりました。モバイルバッテリーは重量があるので、机くらいの高さから床に落としても破損する可能性があります。
記事のまとめ
とにかくコンパクトで軽いPD対応モバイルバッテリーなら、Anker PowerCore Speed 20000 PDが最適。
20,000mAhの大容量、24Wとやや少なめの出力は気になりますが、Makbookなども高速のUSB PDで充電することができます。
ただし、本体給電用のマイクロUSB端子がなく、PDのUSB-Cのみなのは出先でケーブルを忘れた、なくした際に入手しづらく困る可能性も。
値段もcheeroやRAVPowerの同クラス品に比べて高く(その分本体充電器は付属しますが)、コスパで考えるならあまり優位性がない商品ですね。