気がつくとこんなにクレジットカードが増えてしまっている管理人タノスケです。
とはいえ最近はあまり新規の申し込みはしてなかったのですが、久しぶりに加入したいクレジットカードができました。
それは住信SBIネット銀行のミライノカードです。
ミライノカードは住信SBIネット銀行と連携していたクレカ「SBIカード」の後継版です。
持ちたい理由は、住信SBIネット銀行の口座を保有しているといろいろなメリットがあるからです。もちろん口座がなくてもカードは作ることができます。
その辺りも含めてわかりやすく解説していきますね。
ミライノカードとは
ミライノカードはSBIネット銀行とJCBが提携して誕生したカードで、2017年11月にサービスが始まりました。
年会費は初年度が無料(翌年以降年900円、ただし10万円以上の利用で無料)、JCBと組んでいるので電子決済のクイックペイ(QUICPay)が標準機能になっています。
カードのタイプは4種類
ミライノカードには通常のカード、ミライノカードGOLD、ミライノカードPLATINUM、ミライノカードTravelers Goldの4種類があります。それぞれの特徴を表でまとめました。
ミライノカード | ミライノカードGOLD | ミライノカードPLATINUM | ミライノカードTravelers Gold | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 900円 | 3,000円 | 25,000円 | 10,000円 |
年会費無料の条件 | 年間10万円以上の利用 | 年間100万円以上の利用 | 無料にならない | 無料にならない |
申込み対象年齢 | 18歳以上(高校生を除く) | 20歳以上(学生不可) | 20歳以上(学生不可) | 18歳以上(高校生を除く) |
住信SBIネット銀行の優遇特典 | スマートプログラムのランクアップ条件に適用 | スマートプログラムが2ランクアップ | スマートプログラムが2ランクアップ | スマートプログラムが2ランクアップ |
国内・海外旅行傷害保険 | あり | あり | あり | あり |
提携ブランドはJCBとMastercard
ミライノカードを申し込む場合、まずJCBブランドかMastercardブランドのどちらかを選ぶ必要があります。
この2つですが、マスターカード版にはプラチナカードがない、ポイント還元率の違いなど、実はけっこう異なる部分があります。おもな違いを表にまとめました。
JCB版とMastercard版の違い
JCB版 | Mastercard版 | |
---|---|---|
カードの種類 | ・ミライノカード ・ミライノカードGOLD ・ミライノカードPLATINUM |
・ミライノカード ・ミライノカードTravelers Gold |
付与ポイント | ミライノポイント | スマプロポイント |
ポイント還元率 | スマプロポイントに交換:1.0% 支払総額から減算:0.5% |
国内利用:0.6% 海外利用:1.2% |
対応電子マネー | QUICPay(クイックペイ)TM | ケータイクレジット(ライフカードiD) |
ミライノカードと住信SBIネット銀行でメリット大
住信SBIネット銀行を口座開設していなくても持てるミライノカードですが、口座があるとメリットがよりパワーアップ。主な利点は以下のとおりです。
スマプロランクが最大2ランク上がる
スマプロランクというのは、住信SBIネット銀行の会員向けの「スマートプログラム」に設定されるランクのことです。
預金残高の金額や住宅ローンなど各種サービスの利用、クレジットカード利用額などがランク判定の基準になり、たくさん利用するほどランクが上がっていく仕組みです。
スマプロランクが上がれば、ATM手数料や他行への振り込み手数料が無料になり、さらに無料でできる回数がふえていきます。
住信SBIネット銀行はATM手数料が108円/回、振込手数料が154円/回かかるので、何回も使うと結構な金額になりますし、無料の回数がふえるのはかなりありがたいです。
ただし、この特典を受けられるのはミライノカードGOLD、ミライノカードPLATINUM、ミライノカードTravelers Goldのみ。
通常のミライノカードの場合ランクアップの判定基準にプラス評価が付くのみになります。
カードローンの金利が年0.1%下がる
できれば利用しないほうがいいとは思いますが、もしカードローンを申し込んだ場合、金利が年0.1%さがります。
金利が下がるということは返済額が少なくなるので有利になります。
ミライノカードのその他メリットは
アップルペイに対応している
ミライノカードはアップルペイに対応しています。
私もアップルペイはよく利用していて(特に使っているのはクイックペイ)、これに慣れると小銭を持つのがイヤになりますよね。ガラケーの時から使ってますが本当に便利です。
コンビニはもちろん、イオンモールの店舗やドラッグストア、レストランなど多くのお店で使えるので、不便さを感じることがありません。
対応電子マネーはクイックペイ、ケータイクレジット(ライフカードiD)
JCBブランドのミライノカードは、クイックペイを使うことができます。MastercardブランドのほうはドコモのiDに対応しています。
クイックペイもiDも、レジで読み取り機にぴっとかざすだけで支払いが終わるのでとても手軽。電子マネーとちがってチャージが不要なので、使う時の手間も少なくてすみます。
もちろんその分、いくら使ったか、使いすぎていないかを把握しておくことは大切ですが。
カードそのものをかざして使うこともできますし、ApplePay対応なので、スマホにカードを登録しておけばカードがなくても料金の支払いができます。
旅行傷害保険がついてくる
どのミライノカードを持っていても、国内・海外の旅行時の万が一の事態に対して保険がついてきます。
ただし、通常のミライノカードだけは旅行の代金をミライノカードで決済しないと保険が適用されません。他のカード(ミライノカードGOLD、PLATINUM、Travelers Gold)は、加入しているだけで保険の対象になります。
もちろん出発前の手続きや届出などもいっさい不要。
また、保証の上限額も異なります。ミライノカードが最大2,000万円に対して、GOLD、Travelers Goldは5,000万円、PLATINUMは1億円になっています。
細かい保証内容については以下の一覧表をご確認ください。
ミライノカードの保証内容と上限額
ミライノカード | ミライノカードGOLD | ミライノカードPLATINUM | ミライノカードTravelers Gold | |
---|---|---|---|---|
死亡・後遺障害保険金 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
傷害治療保険金 | 最高200万円 | 最高500万円 | 最高1,000万円 | 最高500万円 |
疾病治療保険金 | 非対応 | 最高500万円 | 最高700万円 | 最高500万円 |
賠償責任保険金 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
携行品損害保険金 | 非対応 | 最高50万円 | 最高100万円 | 最高50万円 |
救援者費用保険金/ 保険期間中 |
最高100万円 | 最高300万円 | 最高500万円 | 最高300万円 |
あと、ミライノカードPLATINUM会員のみ、海外や国内で買ったものの破損や盗難に対して購入日の翌日から90日間、年間最高100万円まで保証してくれます。
さらに国内旅行の場合は死亡・後遺障害保険金、入院保険金、通院保険金が保険の対象になります。
国内還元率1.0%のポイントがつく
ミライノカードは通常のポイント還元率は0.5%ですが、持っているポイントをスマプロポイントに変換すると還元率が2倍の1.0%にアップします。
つまり、住信SBI銀行の口座をもっていれば還元率アップの恩恵を受けられます。
逆に言えば、ミライノカード単体で持っていても、ポイント還元率では何ら見るべきものはありません。あくまで住信SBIの口座ありきの設定になっています。
また、Mastercard版は海外での利用に限定されますがポイント還元率は1.2%とさらに高く、TravelersGoldの名前の通り海外へ行くことが多い方には有利なカードになっています。
ミライノカードのキャンペーン情報
30,000円以上のショッピング利用で3,000ポイントもらえる
いま、ミライノカードに入会して翌々月の月末までに30,000円以上ショッピングで利用すると、3,000スマプロポイント(3,000円分)をもらうことができます。
ただし、JCB版のみが対象なので、マスターカード版ではこの特典は適用されません。
さらに、引き落とし口座を住信SBIネット銀行にする必要があります。特典を受けたくて口座を持っていない方は、このタイミングで開設しておきましょう。
ショッピング利用は通常のカード決済だけでなく、ETCスルーカードやQUICPayおよびApple Payの利用も対象になるので安心です。
記事のまとめ
住信SBIネット銀行のミライノカードは基本的に、住信SBIの口座ありきでメリットが活きてくるクレジットカードです。
特に還元率については、JCBブランド版のみになるものの、住信SBI会員向けのスマプロポイントに換えることで、還元率が2倍になるのが大きいですね。
小銭をジャジャラ持たずにピッと簡単に決済できるクイックペイが使えますし、アップルペイ対応なのでスマホをかざして会計できるのもとても便利です。
カードは通常のもの、ゴールド、プラチナとありますが、毎月ある程度の金額を利用するなら、おすすめは保険の内容も手厚いミライノカードGOLDですね。