アーロンチェアからゲーミングチェアに乗り換え|E-WIN 2019シリーズ D9の座り心地をレビュー

アーロンチェアとE-WINのゲーミングチェア

こんにちは、タノスケログ管理人のタノスケです。

フリーランスになってからずっと使っていたアーロンチェアですが、新たにゲーミングチェアに乗り換えることにしました。

選んだ商品はE-WINというメーカーの「2019シリーズ D9-RED」というモデルです。

日によっては一日12時間以上椅子に座りっぱなしのこともあるんですが、なぜアーロンチェアから替えたかの理由やE-WIN D9のレビューなどを書きたいと思います。

E-WIN ゲーミングチェア 2019シリーズ D9-RED(赤) 背もたれ裏面収納ポケット ストッパー付キャスター
E-WIN

アーロンチェアからゲーミングチェアに替えた理由

アーロンチェア
アーロンチェアを使っていて、以下の3つのことを主に感じていました。

楽な姿勢をとりにくい

アーロンチェアは、しっかり背筋を伸ばして、やや前かがみで座って作業するのに向いた形をしています。

イスがきっちり座ることを求めてくる感じです。

私はイスの上であぐらをかいたり、浅く座ってふんぞり返るような体勢をよくするんですが、アーロンチェアはそういう崩れた座り方にまったく向きません。

また、メッシュ部分は跳ね返すような張力がけっこうあって、座っても身体はあまり沈み込みません。

オーバーにいえば、硬めのトランポリンの上に腰をおろしている感じです。

年々、この感触がどうも腰やお尻が落ち着かない、固いという違和感になっていました。

ヨドバシカメラでゲーミングチェアに試座したら、アーロンチェアにはない、身体を優しく包み込んでくれる感触があり、これがすごい心地よかったんですね。

仮眠できない

これは構造上仕方ないことですが、アーロンは背もたれだけを倒すことはできません。

座面ごと後ろにゆらゆら傾けるロッキング機能のみです。

そもそも椅子の上で寝ることを想定してないので当然なのですが。

基本的に、一日のほとんどをパソコンの前で過ごすので、背もたれを倒して仮眠できたら楽でいいなあ、と思っていました。

それがゲーミングチェアならできるんですよね。

私が買ったE-Winは有名商品のAKRacingみたいに180度の完全フラットにはなりませんが、それでもちょっと仮眠するくらいなら十分なリクライニングができます。

冬は冷たくて身体が冷える

アーロンチェアは背もたれも座面もメッシュ素材なので、空気がめちゃめちゃ通ります。

だから夏はムレにくくて快適なんですが、冬はスースーして寒いのひと言。毎年冷え込んでくると、座布団サイズの小さいホットカーペットを置いて使っていました。

年々、身体が冷えると体調を崩すことが明らかに増えており、イスが冷たいのをどうにかしたいと思っていました。

ゲーミングチェアはほとんどの商品がPUレザーという合成皮革やファブリック素材なので、触ってひんやりするものではありません。

選んだゲーミングチェアはE-WinのD9

ゲーミングチェアで有名なのはAKRacingDXRacerです。

最初は候補に考えていて、特にAKRacingは展示している店に座りに行ったりもしました。

感触は悪くなかったんですが最高、という程でもなく、もうちょっと探してみようとネット通販を見ていて見つけたのがE-WIN

2大ブランドより値段が安いわりには機能的に劣っておらず、レビューを見ても概ね高評価だったのもあり、半ば勢いで決めてしまいました。

E-WINはアメリカやヨーロッパに展開する中国ブランド

E-WINの企業サイト

E-WINは2015年からアメリカやヨーロッパで販売している中国のブランドです。日本では株式会社真善美という企業が独占代理店として、2016年から販売をスタート。

ゲーミングチェアのほかに昇降式デスクなども揃えています。

E-WIN D9が届いたので組み立て

E-WINのD9

ゲーミングチェアE-Win D9が届きました。でかい!そして重い!

横に置いてるのは普通のリュックなのでそのサイズ感が分かると思います笑

30kg近くあるので男性でも持ち上げるのはかなり大変かと。

上にある2つの箱は専用の取り付け式オットマン(別売)と、あとで解説しますがちょっとした秘密兵器が入っています。

E-WINのD9を開封

開封。背もたれと座面は分かれているので自分で組み立てる必要があります。

といっても、左右を2箇所ずつネジで止めるだけなので簡単。ただ、座面も背もたれも重量があるので、一人で作業する場合(特に女性の方)は結構大変かもしれません。

E-WINのD9の中身

中身を全部並べたところ。カラーは赤にしました。素材のPUレザー特有なのか、独特の匂いが広がります。新車のシートの匂いによく似ています。

両手を置くアームレストは取り付け済みなので、工程が少なくていいですね。

E-WINのD9の外箱

ここで作業のコツですが、商品が入っていたダンボールは、ガムテープで止めて元の箱状態にしておきましょう。

座面と背もたれを取り付ける工程の時に、この箱がすごい役立つからです。

E-WINのD9のマニュアル

組み立てマニュアル。ていねいな写真と図解があり、わかりやすいです。作業で戸惑うようなことはないと思います。

E-WINのD9のキャスター

マニュアルの順番に沿って組み立てていきます。

まずは足部分にキャスターを付けるのですが、これは元から入っているキャスターで、車輪の回転を止めるストッパー機能があります。

実はこのキャスターがAmazonのレビューで不評でした。

E-WINのキャスターへの不満

ストッパー付きが災いしているのか、キャスターの動きが重いという不満が。

確かに座りながら微動だにしないことはないですし、ちょっと向きを変える動作でもいちいち動きが悪かったらストレスが貯まります。

他の部分ではとても高評価だけに、キャスターさえ何とかなればと思っていたらAmazonにこんな商品がありました。

交換用キャスター

交換用のキャスター

なんとキャスターだけが単品で売っていました。しかもこの商品の車輪はキックボードやローラースケートに付いてそうなもので、いかにも転がり抵抗が少なそう。

私は自転車が趣味なんですが、折りたたんでそのまま転がせるキャスター付きの折りたたみ自転車で、車輪をこのタイプに変えるととても動きがよくなるんです。

だからこのキャスターに替えたらいけると思い、購入しました。

汎用キャスター

これが秘密兵器のキャスターです。差し込む部分(銀色の棒のところ)は共通の規格なので、取り付けに何の問題もありません。

付属のものより車輪が大きく、ずしっと重みがあります。ただし直径が大きいぶん椅子の高さは少し上がってしまいます。

E-WINのD9の脚にキャスターを装着

5つのキャスターを脚に装着。はめ込む時はけっこう固いので体重を乗せて押し込むといいです。指などを挟まないように注意して作業しましょう。

フローリングの床などで作業する場合は、傷を防ぐために梱包に使われていたダンボールを敷くといいです。

D9のキャスターにシリンダーを装着

真ん中の窪みにガスシリンダーを装着します。

E-WINのD9にシリンダーとカバーを装着

さらにプラスチックの化粧カバーをセット。

E-WINのD9の背もたれを座面に取り付け

次は背もたれを座面に取り付けます。まずは本体に付いている2つの六角ボルトを外します。反対側も同じように作業します。

E-WINのD9の座面のネジ

ネジは長さが違うので注意。上につけるネジが短いものです。

E-WINのD9の座面に背もたれを乗せる

背もたれを座面の上に乗せます。

E-WINのD9の座面と背もたれをボルトでとめる

先程はずしたボルトを再びねじ込んでいきます。とりあえず左右を仮止めしてから締め込んでいきましょう。

レザーの表皮の中にネジ穴があって見えにくいので、斜めに入れてネジ穴を潰さないように、慎重にまっすぐネジを入れてください。

E-WINのD9の座面に背もたれを装着

これで座面と背もたれの取り付けは完了です。

E-WINのD9の座面と背もたれのネジカバー

最後にネジ穴を金具を隠すカバーを装着します。左右で形がちがうので注意。

E-WINのD9の座面裏側

次は脚と座面の取り付けです。まず座面裏側の4つのボルトを外します。

E-WINのD9をダンボール箱に置く

ここで梱包箱の出番です。箱を立てておき、座面を裏返しにした状態で上に乗せます。

これで座面が水平の状態になりますが、こうしておくと次からの作業がやりやすくなります。ただし、写真のように手で押さえないと倒れてくるので気をつけてください。

座面を置けるスペースがあるなら、デスクの上で作業してもいいと思います。

E-WINのD9の座面裏側にプラスチックシムを乗せる

ネジ穴の上に元々ついていたプラスチックの部品を乗せます。

E-WINのD9座面裏側にパーツを装着

その上にガスシリンダーを受ける部分を乗せ、ボルトを締めて固定します。

このパーツが結構重くて大きいので、座面を水平にしておかないと作業がめちゃくちゃやりにくくなります。前後の向きを間違えないように注意しましょう。

E-WINのD9にオットマンを装着

専用のオットマンを買っていたので装着。

E-WINのD9が完成

これでE-WIN D9の完成です!背もたれが大きくてかなりの存在感。交換したキャスターもブラックなので、本体の色と合ってていい感じです。

E-WINのD9の背もたれを倒したところ

背もたれを最大にリクライニングするとこんな感じです。

ここからさらにロッキング機能でゆりかごのように後ろに傾くので、感覚的には水平に近いです。最初、後ろに倒れそうな気がして焦りました。

AKRacingのように180度倒れなくても十分に仮眠ができます。

E-WINのD9と作業デスク

アームレストを下げると作業デスク(高さ70cm)の中に収まるのでさほど圧迫感もなし。ただ背もたれそのものが大きいので、後ろのスペースは余裕があるほうがいいです。

ゲーミングチェア「E-WIN D9」に座った感触

試座せずに買ったE-WIN D9ですが、座った感触は思っていたものにかなり近かったです。もちろんいい意味で。

自分の肩幅が広いせいか、両肩のせり出している部分に若干腕があたるものの、適度な包まれ感があって姿勢が安定します。

座面もかなり分厚く(車のシートみたいという口コミもありましたがそこまで重厚ではないです)、底づき感がないので数時間座っても疲れを感じません。

リクライニングはもう言うことなし。ロッキング機能、オットマンと合わせると仮眠も余裕です。確実に人をダメにする椅子ですね笑

ただ、座面はパンチングで細かい穴が空いていますが、けっこう熱がこもります。夏場は汗で蒸れて辛いかもしれません。

あと気になったのはアームレスト。高さや大きさ、角度を変えられるのはいいんですが、材質が固いです。肘を乗せていると痛くなりそう。

気になる点もいくつかありますが、全体的にはかなり満足感が高いです。なるほどこれがゲーミングチェアか、と感じさせてくれる良品でした。

キシミ音やガタ、表皮のヘタリなど、使っていくうちに気になりそうな点については、また数カ月後にレビューしていきたいと思います!

E-WIN ゲーミングチェア 2019シリーズ D9-RED(赤) 背もたれ裏面収納ポケット ストッパー付キャスター
E-WIN

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